
都会の中にも、とても心地よい場所がたくさんあります。
今回は着物が似合う穴場スポット、荻窪の閑静な住宅街にある杉並区立「大田黒公園」を訪れました。
お寺と錯覚しそうな雰囲気の門が、公園の入り口です。
もともとは、音楽評論家の大田黒元雄氏のお屋敷だったそうです。
門をくぐると樹齢100年を超えるとされる大きな銀杏並木があり、都内にいるとは思えないほど空気が澄んでいます。
銀杏が黄色に色づく時期はきっと絶景ですね。
石畳を歩いて行くと小川も流れ、その先には綺麗な日本庭園があります。
ぐるっと一回りできる回遊式の庭園になっているので、歩くだけでも非日常が味わえます。
お着物でも問題なく飛び石を渡れますが、落ちないよう慎重に。
池には大きな錦鯉がたくさん泳いでいて気持ち良さそうです。
この道を登っていくと大田黒氏の記念館があり、愛用のピアノや蓄音機が展示されています。
100年前に作られたピアノですが、現在も音を奏でることができるそうです(展示品には触れられません)。
写真を撮り忘れましたが、隣の建物には茶室があり、お茶会なども開くことができます(お問い合わせは杉並区へ)。
心地よい庭園を眺めながらのお茶会は、心がとても癒されそうですね。
庭園には四季のお花が植えてあり、年間通して楽しめます。
特に紅葉の時期の夜にはライトアップされ、とても幻想的かつ美しい光景が見られるようです。
その時期に、また訪れてみたいと思います。
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杉並区大田黒公園は、JR荻窪駅南口から徒歩10分
モデル協力、Kさん



