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密着!いきなり着物生活! 〜着物を着たことがない人が「着物で1日過ごしてみた」らどうなるか?〜

今の世の中、着物で毎日生活をしています!なんて人は珍しいですよね。

サザエさんの波平さんだって、会社ではスーツで仕事をしていますし・・・。

日本人が初めて洋服を着たのって実は100年くらい前の明治時代から。

当時の洋服は高級品で、庶民は着物を着ていました。

今、着物と聞くと、浴衣でない限りは高級なイメージがつきもの。

成人式や結婚式といった大きなイベントでしか着る機会がないといった印象がありますよね。

でも、昔の日本人は着物で毎日を過ごしていたことに間違いはないはずですし、

きっと着物には現代の洋服と同じように、機能的で、ファッショナブルな要素があったはずです。

そこで、今回キモノプラスは、普段着物を着たことのない方に密着取材し、着物で生活してもらうことで今のライフスタイルにどういった影響を与えるかを検証してみました!

今回ご協力頂いたのは、京都で会社を経営されている北川聡さん、42才。

これまでは、旅館で浴衣を着たことがあるくらいで、着物での生活はこれが初めての経験という北川さん。
今回の企画にはピッタリの方です!

着物に対する遠慮なしのリアルな本音と感想を聞いていきたいと思います!

◎取材日:7月13日

◎天 気:晴れときどき曇り

◎気 温:31度

編集部:
「早速ですが、これから着物で1日を過ごしていただく前に、意気込みを聞かせてもらえますか?」

北川さん:
「そうですね・・・・  やっぱ着物って暑いんちゃうの!? 暑いの嫌やな〜。」

おっと!早速のネガティブボールが来ました〜! 
これはハードな1日になりそうな予感です。
とりあえず着物を着てもらいましょう!

折角なので、キモノプラスの記事をみながら着てもらいました。

※こちらの記事→ https://www.kimonoplus.com/columns/1263/lang/ja-JP/17

真剣に見ていただいております!























着れました!

貫禄があってかっこいいですね!
初めて自分で着たとは思えない風格です!

今日は北川さんの職場にお邪魔していますので、皆さんにお披露目しにいきましょう!

北川さん:
「ちなみに誰にも着物着ること言ってないし、何言われてもしらんで。」

さすが、厳しい目をもつ経営者。キモノプラスが試されています。

おそるおそる・・・・

社員さん:
「え!なんで着物なんですか!? なにかあるんですか?」

と、みなさん突然の着物姿に最初はびっくり!

しかし、着物姿をきっかけに和気あいあいとしたコミュニケーションが生まれています!

社員さん:
「めっちゃ素敵ですやん! 渋くてかっこいい!」

とても嬉しそうで何よりです!

着る前とはまるで別人のようにイキイキとされています!

※着物を着る前

↓ 表情に大きな変化が

北川さん:
「これから社内の打ち合わせなんだけど、そこでも撮るよね!?」

ノリノリになってきてくれました!

まるで、水を得た魚のようです。

打ち合わせに入られた北川さん。

ITを活用したさまざまな事業をやられているとのことで、

PCと着物が醸し出す令和の実業家らしい雰囲気が素敵です!

外出されるとのことで同行することに。

お気づきのかたもいらっしゃるかもしれませんが、ITのお仕事をされているということで、今回キーボード柄の帯をご用意しました!

同行中。
やっぱり、日本男児は背中がかっこいい。

着物は後ろ姿も素敵ですよね!

銀行に到着。

手続きを待っている間、今までのところの感想をお聞きしてみました。

■途中経過、まとめ
・1hくらいで結構慣れてくる
・洋服の時よりも姿勢がよくなる
・コミュニケーションが増える(知らない人からも褒められた)
・夏に羽織は暑い
・座る時、立つ時に動きずらさを感じる
・どこにスマホを入れたらいいのかわからない

ちなみにスマホはカバンや袋がないときは懐(胸元)に入れるのがおすすめ

着物だと特典もあったりして嬉しい!

※今回はMKタクシーの特典!(着物姿でご乗車の方は抽選でタクポポイントプレゼント)

取材時期は祇園祭も盛りの7月半ば。
とても暑い日でした。

仕事を終えると、どこかに電話を・・・

どこに行かれるのでしょうか?
夜の街を颯爽と歩いて行きます。
動きづらさなどは微塵も感じていないような足取りです。

しかし、着物にリュックもなかなか良いですね!

いつも行きつけの和食屋さんに到着!

先ほどの電話はこちらのお店にされていたそうです。
編集部員も一緒になっていただきました!

今日一日お仕事お疲れ様でした!

ぐっと!

ぷはぁ〜〜!

とてもいい表情ですね〜!

北川さん:
「いつも通っているお店も、着物で行くといつもと違う気分が味わえていいね!」

美味しい料理とお酒に喜びが溢れる北川さん。

着物をきっかけに、他のお客さんとの会話も盛り上がっています!

今日のまとめとして感想をお聞きしてみました!

北川さん:
「正直、夏は暑いね。
けど、エアコンの効いた部屋の中だったり、日が暮れて涼しくなると結構快適。

着心地は想像以上に良くて、
旅館の浴衣のように、はだけてしまうイメージがあったんだけど、
キモノプラスの記事を参考に着てみたら、全然はだけてこないし、動きやすいから驚いてます。
帯の締め方で全然着心地が変わるのがわかりました。

涼しい季節にまた着たいと思っています!
夏はやっぱり浴衣がいいかも。
春とか秋だったら着物でも全然ありだね!

着物に慣れていない人は気候が良いタイミングでチャレンジしてみるといいかもしれないですね。

それと、インナーがスタンドカラーシャツだったり、ハーフパンツでもよければ着物をもっと自由に脱いだり着たりできていいんじゃないかなと思いました。

でも、何より周りから注目を浴びられるというのはいいことだね!
渋くてかっこいいとか言われると純粋に嬉しいよね!

そうやって、着物を着ると自然と良いコミュニケーションが生まれるから、サービス業や接客業の人たちにはおすすめですよ!まずは着物で出社してみることからチャレンジしてみるのも悪くないかも!

今日一日、いつもと違う気分で楽しむことが出来ました! ありがとう! お疲れ様!」

編集部:
「こちらこそ、密着させていただきありがとうございました!」












ちなみにこのあと、お酒で気分もよくなり、3軒連れて行っていただきました。

せっかくなので行きつけのお店のみんなに着物姿を見せたくなったそうです!








そして翌日、改めてお礼をしに伺うと、なんと!!









編集部が念の為にと用意しておいたもう1着の着物を着てくれていました!

しかもちゃんとキモノプラスの記事を読みながら着てもらっています。 う、嬉しい!
※もう一回、着付け記事のご紹介→ https://www.kimonoplus.com/columns/1264/lang/ja-JP/17

素敵です!

北川さん:
「洋服ではチョイスしない色だけど着物だとしっくりくることに驚いてます!
形は一緒なのに、色が変わるだけで印象をガラリと変えることができるところが面白いね!」

北川さん:
「特別な日だけじゃなくて、毎日の生活にアクセントをつけるのに着物という選択肢は全然アリだね!」

今回はいつもの日常を着物で過ごしたことにより、新たな自分の一面を見つけることができたと嬉しそうに話してくれました。

■編集部後記

今回の密着を通して、着物は「着る時期と着方に気をつければ、周囲にプラスの印象を与えながら自分の気分も上げてくれる」ということがわかりました。

そして、普段着物を着ていない人がある日突然着物を着ると、いつもとは違う周りとの会話が生まれ、着物が強力なコミュニケーションツールになるということが判明しました。

今回の検証結果を踏まえて、
今後の企画をより良いものにしていきますね!

そしてみなさん、もし着物で上機嫌になっても、飲み過ぎには要注意ですよ!

ありがとうございました!

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▼衣装協力

京都きものレンタル和凛

フォーマル着物からカジュアル着物まで、幅広く取り扱うレンタルショップ。
京都駅から地下鉄のご利用で1駅(乗車時間 約1分)と好立地にあり、京都の観光地へはもちろん、どこへ行くにもアクセス抜群です。

「ご来店レンタル」と「宅配レンタル」があり、ニーズに合わせた利用が可能。
翌日返却が無料なのも嬉しいポイント!
時間を気にせず、ゆっくり散策が楽しめます。

広々とした店内には個室が完備されており、落ち着いて着付けをしていただけます。プロによるヘアセットがお手頃価格で出来るのも魅力的。

浴衣レンタルからフォーマル着物のレンタル、また「着物でアフタヌーンティー」などお出かけプランのご提案も。
種類も多く、きっと好みの着物と出会うことができますよ。

◆◇浴衣レンタルキャンペーン!!◇◆

『ご来店時に「キモノプラス見た」で和装小物をプレゼント!』
ぜひこの機会にご利用ください!♡

●住所:京都市下京区万寿寺通室町西入長刀切町217番地
●電話:075-343-1515
●営業時間:9:00〜18:00
●定休日:月曜日・木曜日
●アクセス:
〈地下鉄ご利用の場合〉地下鉄烏丸線「五条」駅 2番出口より徒歩2分
〈バスご利用の場合〉京都駅5系統・26系統 「烏丸五条」下車徒歩2分
●HP:https://walin.jp/
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▼撮影・文:
キモノプラス編集部