『着物✖おしゃピク』、見た目も所作も美しく!
前回ご紹介した、着物✖ピクニック。
着物とピクニックをかけ合わせるだけでこんなに可愛く、いつもと違った楽しみ方ができるんです♡

そんな着物ピクニックには、1つ気を付けたいことが!
イスに座ったり、立ち上がったり、何度も向きを変えたり・・・動きが多いピクニックだからこそ、重要になってくるのは『着物姿での所作』。

美しい所作は、着物姿をより美しく見せてくれます。
またそれだけでなく、着物が汚れたり、着崩れるのを防いだりすることもできます!

せっかくの着物ピクニック、立ち振る舞いにも意識して、着崩れの心配もゼロで楽しんじゃいましょう♩
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【パターン1 歩くとき】
まずは、基本の歩く所作。
基本だからこそ、ここはきちんと押さえておきたいポイントです。

足先はまっすぐか少し内股気味で、歩幅は小さめに。
階段の上り下りの際は、裾を踏まないように裾を持ち上げて歩くようにしましょう!

外股や歩幅を大きくして歩いてしまうと、歩き姿が汚くなってしまうだけではなく、着物の裾が広がり着崩れの原因となってしまうので、ご注意を!
【パターン2 座るとき】
お次は、座る所作。
背筋をピンと伸ばして、浅めに座るよう心がけ、後ろ姿も綺麗に!!

浅めに腰かけたぶん、後ろ側が垂れ下がって地面につくと汚れてしまうので、注意してくださいね。
背もたれがあるイスの場合には、帯がつぶれてしまわないように着物の前側を軽く持ち上げながら、背もたれに帯がつかないように座るようにしましょう。
【パターン3 物を拾うとき】

物を地面に落としちゃった!なんていう時。
落ちたものを拾う際にも、着物姿での立ち振る舞いポイントがあります。
①右手で上前(うわまえ)を持ち上げる。
上前・・・着物を着て、前を合わせた時に上になる部分のこと。

②左足を半歩後ろに引いてしゃがみ、左手で物を拾う。

※このとき、右の袂(たもと)が下につかないように注意!
袂・・・袖の丸みのある部分のこと。
【パターン4 飲み物を注ぐとき】
最後は、コーヒーやお水などを注ぐ際。
ピクニックでよく見かけるこの光景にも、美しい所作のポイントが!

物を持ち上げるのと反対側の手で袖を押さえ、袖の中が見えないように心がけましょう!それだけで、飲み物を注ぐ姿がこんなにも上品に見えちゃうんです。
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いかがでしたか?

「歩く」「座る」「拾う」など、普段の何気ない動作も、着物だと難しい動きになりますが、ほんの少し立ち居振る舞いのコツを知っているだけで、着物姿がより一層かわいく、美しくなります。
着物ピクニックの際にも、ぜひ取り入れてみてくださいね♩
衣装提供:てくてく京都
撮影:秀平琢磨(UNPLUGGED)
モデル:久保日登香、鈴木有希子(gram)
監修・編集・文:キモノプラス編集部