〈春のおでかけ〉着物で思いっきり楽しむ「西武園ゆうえんち」

いくつになってもワクワクする遊園地へのおでかけ。着物でもっと特別な休日にしませんか?やってきたのは、2021年5月に大規模リニューアルした「西武園ゆうえんち」。今回はアトラクションをメインに着物で思いっきり楽しんできました!
※感染対策を施した上で撮影時のみマスクを外しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
世界初のアトラクションや
必見の新エリアが誕生!
ーーーーーーーーーーーーーーーー

都内の主要駅から約1時間。西武線に揺られて埼玉県所沢市にある「西武園ゆうえんち」へ。
2020年に迎えた開業70周年を機に「心あたたまる幸福感に包まれる世界」をテーマに大リニューアル。世界初の大型アトラクションや新エリアが登場し、園内にはどこか懐かしくも新鮮な非日常世界が広がります。
今回はリニューアルしたアトラクションやエリアをお届けするとともに、アクティブな休日の着物についてもご紹介します。

まずは、エントランスからまっすぐ伸びる新エリア「夕日の丘商店街」で、園内の地図と園内通貨「西武園通貨」を手に入れましょう。商店街入り口にある「亀山新聞舗」前のラックに並ぶ「夕日の丘新聞」が園内のパンフレット。
園内で使える専用通貨は、商店街の中ほどにある「夕日丘郵便局」などで両替できます。園内通貨がぴったりおさまる「がま口財布」(50園 ※600円)は、着物スタイルにもしっくりくるオリジナルグッズ。おみやげとしても人気です。
リニューアルで誕生した1960年代が舞台の「夕日の丘商店街」は着物が似合う街並み。昭和時代にタイムスリップしたようなノスタルジックな雰囲気の写真が撮れちゃうフォトスポットが満載なので撮影しながらの散歩を楽しんで。
昭和へタイムスリップ!「夕日の丘商店街」散策はこちら→
https://www.kimonoplus.com/columns/867/lang/ja-JP/8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほかにはない個性派ぞろい!
西武園ゆうえんちのアトラクション
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
.jpg)
商店街を出て最初に向かったのは、こちらも新たに登場した「レッツゴー!レオランド」。世代を超えて愛される漫画家・手塚治虫さんの名作「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などを題材にしたエリアでは、6つの体験が新たに加わりました。
小さなお子さんと一緒に楽しめるジェットコースターや回転型ライドといった冒険アトラクションのほか、広場で突然始まるエンターテインメントショーにも注目。
◆動きやすさとオシャレさを両立したい遊園地ファッション
ポイントさえ抑えれば、着物でも1日思いっきり楽しめちゃいます。襦袢を省いたタートルネックコーデは、浴衣の着付けに近いので初心者でも簡単♪ 着崩れしにくく防寒効果も◎なのでアクティブなおでかけにぴったり♡

続いては、リニューアルで誕生した人気ナンバーワンアトラクション、高台にそびえる「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」へ。
ゴジラをテーマにした常設として世界初の新ライド型アトラクションでは、次から次へと息つく暇もなく大興奮のスリルが襲いかかります。映画の世界へと飛び込んだような圧倒的なスケール感はぜひ一度体験を。昭和中期の映画館がモチーフの建物では、着物が映えるクラシックな内装も必見です。
◆着物×遊園地で最も注意したい帯結び
椅子に深く座る必要のあるライド系アトラクションは一般的に乗車規定が厳しく、立体的な帯結びだと乗車不可の可能性も。背もたれにぴったり寄りかかれるフラットなカルタ結びなら問題なく、着崩れの心配もありません。

お次は、西武園ゆうえんちの名物的アトラクション「オクトパス・アドベンチャー」へ。巨大タコが縦横無尽に暴れまくり、8本の足でゴンドラをぐるんぐるんと操ります。座席ごとに異なる動きは予測不能だから 何回乗っても楽しく、されるがままのスリルに身をまかせて。
乗車中はハイテンションな音楽とともに流れる、夕日の丘商店街の住人による漫談口上も聞き逃さないで。スリルの中でも思わず吹き出してしまう軽快なトークで、アトラクションを盛り上げてくれます。
◆遊園地のおでかけでは寒さ対策が肝!
春先までは日が落ちてからはもちろん、屋外の乗りものでも寒さを感じます。今回のスタイルではアウターも選ばないので、普段のお洋服のものを合わせてもOK。さらりと羽織れるポンチョやケープ型のアウターなら、着物らしさも損なわずにかわいく決まります。

定番アトラクションもひと味違う、西武園ゆうえんち。「メリーゴーラウンド」は馬だけでなく、キリンやライオン、カエルにダチョウとユニークな生き物がいっぱい。とくにおすすめの時間帯は夕暮れ時。全体がライトアップされてさらに幻想的な雰囲気に包まれます。
◆カジュアル着物は小物遊びも楽しんで
防寒も兼ねてぜひ楽しみたいのが帽子スタイル。帽子の中でも着物と相性のいいベレー帽はバランスの取りやすいアイテム。着物以外のアイテムはモノトーンカラーを選ぶと、どんな色柄の着物でも違和感なく馴染んでくれます。
ーーーーーーーーーーーーー
食べ歩きを楽しみたい♪
充実のワンハンドグルメ
ーーーーーーーーーーーーー

リニューアルした西武園ゆうえんちでは、園内で味わえる多彩なグルメも評判。今回はアトラクション三昧を楽しみたいというアクティブ派におすすめの”かわいくておいしいワンハンドグルメ”を探してきました。
ひとつめが夕日の丘商店街の入り口にある「駄菓子 夢見堂」で選んだ「りんご飴アイス」(40園 ※480円)。パリパリの飴を食べると中にはシャリシャリのりんごシャーベットが入っています。アイスはメロンとパインもそろえるほか、同店ではラムネや手焼きのおせんべい、玉子焼きなども販売しています。
夕日の丘商店街内にはほかにも「クロケット」(コロッケ)や「唐いも焼き」(焼きいも)、「焼きだんご」「豚饅頭」「イカ焼き」など、ワンハンドグルメが満載!ちょっとした腹ごしらえや食べ歩きを楽しんでくださいね。

レッツゴー!レオランドにある「軽食・売店 ミルクホール」へ。同店ではできたてほかほかで味わえるワンハンドグルメをチェック。口の周りを粉だらけにしてほおばりたい「揚げパン(きな粉)」(20園 ※240円)は、世代を超えて懐かしさを覚えるメニュー。
ほかにも「どんどん揚げ」や「チューリップ唐揚げ」「ポテトフライ」「焼きそばパン」などをそろえています。お店の前には赤いシマシマの壁が並ぶので、グルメと一緒のごきげんなショットを撮影してみては?
同店も含め、園内には着席してゆっくり味わえる食事処も各所にあり、さまざまなグルメが用意されているので食事の時間も存分に楽しんでくださいね!
ーーーーーーーー
まとめ
ーーーーーーーー

リニューアルを経て、世界初の最新ライドから懐かしい乗りものまで個性派そろいのアトラクションが楽しめる西武園ゆうえんち。ほかにもバイキングや回転空中ブランコ、大観覧車、富士見天望塔など、まだまだ楽しいアトラクションが盛りだくさん!
今回はアトラクションを中心にご紹介しましたが、広〜い園内にはバラ園もあり、豊かな緑に囲まれてゆったりと休日を過ごしたいのんびり派にも実はおすすめだったりします。
なによりノスタルジックな昭和の雰囲気に包まれた園内には、着物が映える風景があちらそちらに散りばめられていて、着物での遊園地デビューにうってつけ。新たな着物スポットとして、定番のおでかけ先になりそうな予感です♡
◎西武園ゆうえんち
埼玉県所沢市山口2964
04-2929-5354
https://www.seibu-leisure.co.jp/amusementpark/index.html
▼キャスト・スタッフ
モデル:木村一葉(アソビシステム)
撮影:鈴木ジェニー
スタイリング、着付け:うさこま
ヘア&メイク:亀田春佳
文:君島有紀