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七五三当日の流れと当日気を付けておきたいこと

こどもの成長を祝う七五三。
楽しい行事ではありますが、着付けに写真撮影、社寺参拝に写真撮影と、当日は主役のこどもたちも、お母さん、お父さんも大忙し。事前に流れを把握しておけば、みんながスムーズに過ごすことができるでしょう。

1.ヘアメイク・着付け

洋装の場合は必要ありませんが、こどもに着物を着せる場合は、着付けとヘアセットをする必要があります。小さなこども相手に、着付けをしたり、ヘアセットをしたりするのは至難の業。
また、こどもだけでなく、お母さんも着物を着る場合には、そのスケジュールも組み込む必要があり、なかなか大変なのが現実。

こども、お母さんと両方着物を着る場合は、美容室や記念撮影をするスタジオにまるごとお願いしてしまうのがおすすめ。特に11月は人気が集中するので、お願いする場合は早めに予約を入れるようにしましょう。

2.社寺への参拝とご祈祷

身支度が済んだら、いよいよ七五三のメインイベント、社寺への参拝です。
ご祈祷については、基本的には当日でも受け付けてくれるところがほとんどですが、なかには事前予約が必要なところも。有名な社寺だと、11月15日前後の土日は参拝者が殺到することもあるので、早めの行動を心がけてくださいね。

3.スタジオで記念写真撮影

社寺でのお参りの前後にフォトスタジオで撮影するのも七五三の大切な行事のひとつ。
当日に撮影するのがバタバタしたくない場合は、前撮りや後撮りという形で別日にしてもよいかもしれません。こどもの晴れ姿はもちろん、この機会に家族で思い出の写真を残してくださいね。

こどもの体力的に、社寺での参拝のあとにスタジオへ移動するのが難しい場合は出張撮影サービスを利用するのもひとつの手。社寺の境内で、プロのカメラマンが素敵な写真を撮ってくれますよ。

4.ホテルやレストランなどで食事会

祖父母も参加することが多い七五三では、お参りのあとに食事会を行うこともしばしば。
ホテルやフォーマルなレストランでは、七五三のコースを用意しているところもあるので、ぜひ事前にチェックしてみてくださいね。

5.七五三が終わったあとは

美容室や写真スタジオで着物をレンタルしている場合は、衣装を返却しにいきましょう。

七五三はその日だけでは終わりません。祖父母や親戚からお祝いをもらった場合は、内祝いをする必要があります。もらった金額の半額を目安に、お菓子や食器などでお返しをしましょう。このとき、スタジオで撮影した晴れ姿の写真も合わせて送ると、喜んでもらえるでしょう。

・七五三で気を付けること

七五三当日の流れについて、順に見てきましたが、ここからは当日気を付けた方がよいことをご紹介します。

小さなこどもにとって、七五三はまさに慣れないことの連続。
たとえば、着慣れない着物や草履は大きな負担になります。参拝や撮影が終わったら、すぐに動きやすい服と履き慣れた靴へ着替えさせてあげましょう。

また、当日は持ち物もしっかり準備をしておくようにしましょう。少なくとも以下のアイテムは鞄に入れておきたいですね。

・初穂料(玉串料)
5000~10000円程度。
ご祈祷の際に必要になります

・着替え、靴
体温調節ができるようなストールや、着物の下に履けるスパッツなども役に立つでしょう

・飲み物、お菓子
こどもの機嫌を取るジュースやお菓子は必須。
ひと口サイズのものだとなおよし◎

・クリップや洗濯ばさみ
着物のままトイレに行くときに袖や裾を留められて便利です

・デジタルカメラ
必ず充電してから持参するようにしましょう。
予備のバッテリーがあると安心です

七五三は大人だけでなく、こどもにとっても一大イベント。
着付けから食事会まで、スムーズに進行できるように、しっかり準備をして当日を迎えたいですね。

『七五三特集』記事一覧はこちらから⇩
https://www.kimonoplus.com/special-shichigosan

写真:PIXTA
編集・文:高島夢子(エディットプラス)