これさえ知っておくと便利!七五三を迎えるための準備

こどもの成長を祝う七五三は、家族にとっても大きなイベントの一つ。
七五三に何をするかに加え、こどもにどんな衣装を着せるかによって、準備する内容も大きく変わってきます。社寺への参拝に加えて、写真撮影や食事会までするとなると、まさに一大行事!
そこで今回は、七五三の準備はいつ頃から始めればいいのか、何から始めればいいのか、七五三本番を迎えるまでの準備についてご紹介します。
・約半年前からリサーチ開始、予約は2~3カ月前までに
リサーチを行うのは、およそ半年ほど前から。
ママ友の体験談を聞いたり、サイトを見たりしながら、どんな七五三をやりたいのか、イメージを膨らませてみましょう。例えば、参拝はこの神社でしたい、写真撮影はスタジオだけでなく屋外でもしたい、こどもには和装の衣装を着させたいなど、七五三でやりたいことをピックアップしていきましょう。

やりたいことが決まったら、遅くとも2カ月前までには具体的な日程を決めて、手配と予約をスタート。やりたいことが多い人は、3カ月前に始められるとスムーズに準備を進められます。
まず決めるのは七五三の日取り。
昔は、11月15日前後に行うことが多かった七五三ですが、近年は共働きの家庭も増えたことから、9~12月に行うことが多くなりました。
とはいえ、11月15日前後の週末や、縁起の良い「大安」や「友引」、「先勝」といった縁起の良い日は混み合うこともしばしば。社寺のご祈祷は、当日受付のところがほとんどですが、予約可能な場合はしておくことをおすすめします。
また、七五三は、両家の祖父母たちを呼んで行うことも多いので、その場合は早めに連絡してあげるようにしましょう。
・こどもの衣装の準備はお早めに
七五三の日取りが決まったら、まずは衣装の準備を。
和装にするのか、洋装にするのか、購入するのか、レンタルするのかで準備や段取りは変わってきます。
今も変わらず多いのは、男の子が袴、女の子が着物という和装スタイル。写真スタジオや着付けサロンでレンタルするのが主流のようです。

七五三の直前でレンタルしようとしても、すでに予約でいっぱいのこともあるので、レンタルする場合は、なるべく早めに予約することをおすすめします。
また、手持ちの衣装を着用する場合も、メンテナンスが必要なことがあるので要注意。写真スタジオには、七五三の前撮りとレンタルがセットになったプランなどもありますよ。
また、お宮参りで使った着物を七五三で着用する場合は、お直しが必要になるので、時間がかかることも…。お宮参りで使った着物をもう一度着る場合もお直しが必要になるので、時間に余裕をもって準備を進めるようにしましょう。
・神社orスタジオでの記念撮影を予約
七五三でのこどもの晴れ姿は、ぜひ写真に残しておきたいもの。
家庭用カメラでの撮影でももちろん事足りますが、せっかくなら家族揃って思い出の写真を撮りたいですよね。記念撮影は、神社での撮影のほか、写真スタジオでの撮影もおすすめ。

小さいこどもの場合は、ご祈祷まで和装で過ごせないこともあるので、そんなときは着付けたあとすぐに写真スタジオで撮影し、洋装に着替えて社寺へ向かうというのも一つの手です。
着付け、社寺参拝、記念撮影、食事会と一日にいくつものイベントをこなすのは、こどもにとって少しハードなことも…。
そんなときは、前撮りや後撮りといった形で社寺参拝と別日にするのもよいでしょう。写真スタジオも日付によってはかなり混み合うので、2~3カ月前に予約をしておくと安心です。
・食事会の場所をセッティング
先に述べたように、祖父母が参加することも多い七五三。
せっかくみんなが集まる機会なので、できれば食事会をしたい人も多いはず。場所としては、小さなこどもを連れての移動になるので、参拝をする社寺や写真スタジオの周辺がおすすめです。

少しフォーマルなレストランやホテルでは、七五三セットなどのメニューが用意してあることもあります。
特に個室での食事を希望する場合は、前もって予約をしておくようにしましょう。

こどもだけでなく、家族の一大イベントでもある七五三は、当日までにさまざまな準備が必要です。特に衣装をレンタルする場合は、早ければ早いほど種類豊富なラインナップの中から選ぶことができますよ。
余裕を持ったスケジューリングで、記憶に残る一日にしてくださいね。
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https://www.kimonoplus.com/special-shichigosan
写真:PIXTA
編集・文:高島夢子(エディットプラス)