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てくてく着物観光~浴衣で行きたい!京都の夏スイーツ特集後編~

てくてく着物観光
~浴衣で行きたい京都の夏スイーツ特集~
前回に引き続き、今回も京都の夏スイーツをご紹介していきます!

それでは、後編のスタートです!

【目次】
1.〈ぎおん徳屋〉でいただくプルップルなわらび餅
2.〈喫茶ゾウ〉のクリームソーダは夏にピッタリ♬
3.〈茶匠清水一芳園〉のふわふわエスプーマかき氷

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1.〈ぎおん徳屋〉でいただくプルップルなわらび餅

最初にご紹介するのは、京阪本線「祇園四条」駅より徒歩6分、芸子さんや舞妓さんが行きかう情緒あふれる街並みにお店を構える〈ぎおん徳屋〉です。

こちらのお店では、和の風味が広がるかき氷や、専用のコンロを用いて自分自身でお好みの焼き加減にすることができるお餅、吉野の本くず粉を使用した本くずもちなど、「素材の質」を大切にされた上質な甘味をいただくことができます。

連日たくさんのお客様で賑わっている人気店ですが、そんなぎおん徳屋には大人気のメニューがあるんです。

何かというと・・・

「徳屋の本わらびもち(1250円)」です!

上質な味と他にはないプルプルな食感がお客様の心をわしづかみ。
京都でわらび餅といえばここ!という方も多く、ファンが多いわらび餅なんですよ!

円状に並べられたわらび餅には、国産の本わらび粉が使用されています。艶々と輝いているこちらは、まずは何も付けずに食べることがオススメ。わらび餅本来の上品な甘さが口の中に広がります。

わらび餅の真ん中には氷砂糖が添えられてあり、これにより最後までひんやりとした状態で食べられるんです。

そして、小鉢には黒蜜ときな粉が。
黒蜜はわらび粉をメインにするためにさらっとしたものを。
きな粉は、深煎りと浅煎りの2種類と和三盆糖をミックスすることで、香ばしい香りもほんのりとした甘さも消えることなく楽しめます。

見てください、このトロトロさ!

トロトロだけではなく、コシもしっかりとあり絶妙なバランス!
どこまでトロトロにできるか、しかしコシ・弾力はしっかりとあるわらび餅の極限を試した結果、こちらにたどり着いたとのこと。店主のこだわりがうかがえます。

わらび餅は注文を受けてから練り始めるので、出来立てトロトロをいただけるんです。大人気のわらび餅、ぜひ味わってみてくださいね!

そして、店主がこだわりを持っているのは料理だけではありません。「器」にもこだわりが。

こちらのお店で使用されている器は、全て歴史ある器屋さんの漆器。美しい器が、上質な甘味の良さをより一層際立たせてくれます。

そして、もう1つのオススメ夏スイーツがこちら!

「特上抹茶宇治金時(1350円)」です!

こちらのかき氷も、店主のこだわりがたくさん詰まったかき氷なんです。

まずは氷。
店主曰く、素材の味を大切にしているので氷はそのまま食べても美味しいんだとか。いただいてみると、確かに氷本来のみずみずしい美味しさが。

抹茶シロップは、日本茶の老舗「柳桜園茶舗」の濃い茶が使用されています。この美しい深緑色をした濃厚なシロップは甘すぎることなく、抹茶本来の風味が広がります。練乳はほんのりとした甘味で、抹茶シロップとの相性抜群!

そして、かき氷を崩すと中から白玉と粒あんが登場します。

はったい粉を合わせた香ばしい白玉には秘密が!
氷の中に入っているのに、白玉が冷えて硬くならないんです。最後までモチモチの食感を味わえるように、白玉にも一工夫されているんですよ。

粒あんは京丹波産の餡が使用されており、柔らかい中に粒の食感も感じられて、優しい甘味が広がります。

わらび餅もかき氷も、一つ一つの素材が口の中で喧嘩せず、見事に調和されます。これは、「素材の質」にこだわり抜かれているからこそ。

京都の風情溢れる街並みで、素材の質にこだわり抜いた絶品の甘味。優雅なひと時を過ごせること間違いなしです。
みなさんもぜひ、ぎおん徳屋で「素材の質」を味わってみてくださいね。

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〈ぎおん徳屋〉
●住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-127
●アクセス:京阪本線「祇園四条」駅より徒歩6分
      阪急京都線「河原町」駅より徒歩8分
●電話:075-561-5554
●時間:12:00~18:00
●休み:不定休
●料金:~2000円
●HP:http://gion-tokuya.jp/
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2.〈喫茶ゾウ〉のクリームソーダは夏にピッタリ♬

次にご紹介するのは、京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分、茶色いレンガ造りの外観がレトロで可愛らしい〈喫茶ゾウ〉。

こちらのお店は、愛知県の味噌屋さん〈今井醸造〉が手掛けるぞうめし屋グループの系列店であり、全国に5店舗も構える人気の喫茶店なんです!

第3号店となるこちらのお店は、ぞうめし屋グループの社長が京都旅行に訪れた際にこちらの居抜き物件を気に入り、ここでお店を開こう!となったんだとか。

椅子など店内のほとんどの物を40年前当時のまま使用しているとのことで、昔懐かしい雰囲気が漂っており、落ち着いた空間が広がっています。

そして、そんな喫茶ゾウでの今回のお目当てはこちら!

このカラフルなクリームソーダ(クッキー付き726円)です!

昔ながらのクリームソーダには、ゾウさんの形をしたクッキーがちょこん。このとっても可愛らしい見た目がお客様に大人気なんです。

クリームソーダは、青、赤、緑の計3種類なので、みんなでそれぞれ違う種類を注文し、こうして並べて撮るのがオススメです。

時間が経つにつれて溶けるバニラアイスがソーダと混ざり、さっぱりとした味から少しずつクリーミーさが増していきます。世代を問わずみんなが好きな味で、どこか懐かしさを覚える、そんな定番のクリームソーダです。

また、トーストやプリン・プリンアラモードといったスイーツ、味噌煮込みうどんや肉みそごはんといった愛知県の味噌屋さんならではのごはんメニューも充実しており、様々なメニューを楽しむことが出来るんです。

みそ屋のたまごサンド(858円)

こちらのたまごサンドも、味噌屋さんが手がけるからこその秘密が!
ふわっふわの厚焼きたまごと一緒に挟んであるのはなんと肉みそ。優しい味わいのたまごに、甘辛い肉みそのアクセントが相性抜群で、ペロリといただけちゃうこと間違いなしの美味しさです。

店員さんにお話をお伺いしたところ、お客様は遠くからの観光客の方や地元の常連の方など幅広く、店内での過ごし方も1人でゆっくりモーニングをしたり、お友達やご家族の方とランチをしたり、みなさま様々なんだそう。

居心地の良い店内に、どれも美味しそうで豊富なメニュー。何度でも通いたくなるような魅力がいっぱい詰まった喫茶ゾウ。
みなさんもぜひ、喫茶ゾウで自分なりのくつろぎの時間をお過ごしください!

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〈喫茶ゾウ〉
●住所:京都府京都市上京区三丁町440-3
●アクセス:京都市営地下鉄「今出川」駅より徒歩10分
●電話:075-406-0245
●時間:09:00~18:00(17:30LO)
●休み:不定休
●料金:~1000円
●HP:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26032251/
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3.〈茶匠清水一芳園〉のふわふわエスプーマかき氷

最後にご紹介するのは、京阪本線七条駅より徒歩9分の所にある、〈茶匠清水一芳園京都本店〉(ちゃしょうしみずいっぽうえん)です。

こちらは、昭和20年創業のお茶専門の問屋さんである〈茶匠清水一芳園〉が手がけるカフェ。茶問屋さんが生み出すこだわりのお茶を使ったスイーツやドリンクがいただけるんです。

(出典:茶匠清水一芳園)

ハートの形をした窓がとってもキュートな外観です。
早速店内を覗いてみると・・・

(出典:茶匠清水一芳園)

洗練された和の空間が広がります。
こちらでいただける今回ご紹介する夏スイーツは・・・

お店名物の抹茶かき氷!!

・・・とはいっても、
普通の抹茶かき氷とは少し違います。
こちらのお店ではなんと

(出典:茶匠清水一芳園)

抹茶エスプーマのかき氷がいただけるんです!!

このインパクト抜群のかき氷は大人気で、連日沢山のお客様で賑わっています。

そもそもエスプーマとは、スペイン語で「泡」という意味なんだそう。文字通りふわっふわのエスプーマが、かき氷の上にこれでもかというほど乗っています。

こちらは、1時間に僅か40gしか作れないこだわりの伝統製法の宇治抹茶をエスプーマにしたもので、甘さ控えめな抹茶本来の味が楽しめます。上品な抹茶の甘味と香りがするエスプーマは、口の中に入れるとふわっと消え去っていきます。

下の氷部分もふわふわの軽い食感で、エスプーマとダブルでふわふわの食感を味わうことが出来るんです。この楽しみ方は、エスプーマかき氷ならではです!

また、別添えで小豆煮・白玉・練乳が付いているので、抹茶を存分に味わったあとはお好みで練乳で甘さを調節したり、もちもちの白玉をトッピングしたり・・・と、様々な食感や味わいを楽しむことが出来るんです。

この他にも、抹茶を使用したスイーツやドリンクがたくさん!

(出典:茶匠清水一芳園)

お店の近くには、三十三間堂や智積院、京都国立博物館といった観光地もあるので、たくさん歩いた休憩の際にはぜひこちらのお店で優雅なひと時をお過ごしください。
落ち着いた和モダンな空間で、くつろげること間違いなしですよ!

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〈茶匠清水一芳園〉
●住所:京都府京都市東山区本瓦町665
●アクセス:京阪本線「七条」駅より徒歩9分
●電話:075-202-7964
●時間:11:00~16:30LO
●休み:月曜日(月曜が祝日の場合は営業)
●料金:~1200円
●HP:https://ippoen.co.jp/
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てくてく着物観光~浴衣で行きたい京都の夏スイーツ特集~
前編・後編でお届けしてまいりましたが、いかがだったでしょうか。

この記事を見て、少しでも夏気分を味わっていただけたら幸いです。

※データは2021年7月時点での情報です。
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撮影:岩嵜一真
取材・文:キモノプラス編集部