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[着物でお出かけ] 郷さくら美術館でお花見時間、「桜花賞展」「桜百景vol.39」へ

春の桜のシーズンは、美術館でも桜の作品を集めた展覧会が多くなるので、毎年楽しみにしています。

今年は、東京・目黒にある郷さくら美術館で開催中の「第12回 郷さくら美術館 桜花賞展」と、同時開催の「桜百景vol.39」の展示へ足を運びました。

現代の日本画家が手掛けた、桜をテーマにした作品が全館に並び、迫力のある大きな作品は圧巻です。美術館の中でまるでお花見をしているような気分になり、好みの桜を見つけるたびに心が躍りました。

それぞれの作品に描かれた桜の景色は、自身の視点とは異なる風景を見せてくれ、新たな発見と視野の広がりを感じました。

また、作品ごとに作家さんのメッセージが書かれていて、それを読むのも楽しい時間です。

<桜波>佐藤八弘

一番印象に残ったのは、佐藤八弘さんの「桜波」の作品に書かれた言葉です。「(略)〜桜の花びら一枚一枚が、まるで祈りのように春の風を吹かせている〜(略)」という表現に、心が動きました。花びらから祈りを連想するという、私にはなかった新しい感覚に、優しい気持ちになりました。

ぜひ、みなさんも自分好みの景色や言葉を見つけに、お出かけしてみてください。

着物コーディネートは、展覧会のテーマにちなんで、桜柄の地紋の着物を選び、あえて桜色を使わない小物選びをしました。

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「桜花賞展・桜百景」
開催期間:2025.3.4(火)~2025.5.11(日)

郷さくら美術館
東京都目黒区上目黒1-7-13
東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」徒歩5分

https://www.satosakura.jp/