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『御召し』について その①

『御召し』という着物を御存知でしょうか♪

『御召し』とは、「お召縮緬」の略で、
生地には縮緬のようなシボ(凹凸)があります。十一代将軍 徳川家斉が好んで着たため『高貴な方がお召しになる』というところから『御召』と言われました。

着物好きの方ならわかっていただけるかと思いますが、御召しを着ていると『よい着物だわね~♡』となりますよね(*^^*)

お袖を通すだけで、なんだか気持ちが良いのです!
完全なる御召しパワーです★

私の持っている、御召しの着物です。
この生地のシャリ感伝わりますでしょうか~?糸と糸を撚り合わせて作った糸を撚糸(ねんし)と呼びますが、「御召」の「上質なシャリ感」は、この「撚り」の回数を多くした「強撚糸(きょうねんし)」を横糸に使うことで生まれます。強撚糸を糊付けした状態で織り、織りあげた生地に湯通しを加えることで、シャリ感の素であるシボ(生地の凹凸)をつくっています。

シャンとしてしっとり馴染むので着崩れしにくく、上質な着心地の着物です。次回は御召しのTPOについてをコラムにしたいと思います♪