ブルーベースとイエローベース
着物のカラーコーディネートをしているとブルーベースとイエローベースというパーソナルカラーの理論ももちろん当てはまります.
ブルーベースとは色の奥に青み成分を感じる色がお得意な方,
イエローベースとは色の奥に黄み成分を感じる色がお得意な方です.
簡単に言うと,同じピンクという分類の色でも前者の方には,マゼンタがお似合い,
後者ではサーモンピンクがお似合いということになります.(実際はもう少し細かいです.)
例えば,この付下げ.
ブルーベースがお得意なのはシルバー系ですので,帯はシルバーに.
イエローベースがお得意なのはゴールド系ですから,下の画像になりますね.
帯は面積が広いので,かなり雰囲気が変わります.
しかし,実際は,パーソナルカラーを勉強したことがある方は,苦手な色は顔から離して着ましょう!という話を聞いたことがありますから,帯に関しては,絶対NGというわけではありません.
また以前バッグの時にもお話ししましたが,バッグはブルーベースとイエローベースのものをそれぞれ一つずつ持てばどちらの帯の時にもなじみます.
上の画像はシルバー系のバッグ,下の画像はゴールド系のバッグ.
また,バッグの場合は,ぴったり全体的な統一感を出さなくてもブルーベースのコーディネートに,ゴールド系のバッグもありだと思います.
いかがですか?
まとめ
先日パリコレなどを長年取材しているファッション界の重鎮のお話を日本色彩学会の勉強会で,聞く機会がありました.
色彩の配色技法を知識としてきちんと取得することは当たり前のことだが,洋服は素材やデザインがあるのでそれのみがすべて正解ではないという言葉がありました.
私たちもイエローベース,ブルーベースを知ることはもちろんですが,あまりこだわりすぎず緩やかにコーディネートしていきましょう!