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狂言の楽しみ方

狂言を最前列で楽しんでまいりました.演目は.
(1) 三番叟狂言 寿ぐ(ことほぐ)おめでたい踊りです.札幌教育文化会館が大規模修繕工事を終えたこけら落とし公演のためにこの演目にしたと萬斎さんよりお話がありました.

(2) 鮎 池澤夏樹の小説を狂言にしています.小説も読み,鮎を人間がどう表現するのか興味津々でしたが,鮎が川の中を泳いでいる様子,萬斎さん(人間)に釣られる様子,串に刺されて焼かれている様子.雰囲気がとても出ていました.今回は作家の池澤先生が会場にいらしていました.(3)萬斎ボレロ
萬斎ボレロ ボレロとは,バレエの曲で,繰り返しのリズムはオーケストラでもよく聴くので皆さん知っていますよね?東北地震後の復興を祈願し2011年の秋以降から演じているそうです.

(4)梟山伏
梟が取り付いた弟を山伏が祈祷したところ,祈祷が失敗し,兄や山伏自身にも取りついてしまいます.とてもユーモラスな演目です.

さて,歌舞伎,狂言,能など伝統文化を鑑賞するときの着物は,演目に寄せるか季節に寄せるかだと思います.鮎なら魚なので,魚モチーフや梟もフクロウモチーフの何かでもありですね.また,秋なので,菊柄なども素敵だと思います.私のコーディネート
半襟 菊模様の刺繍半襟
着物 江戸小紋(伊勢型紙による)
帯 能面と松 能と狂言はもともと一つのものがわかれたので,これはありかな?
帯締め 赤を効かせました.
帯留め 面
帯揚げ 赤