[着物でお出かけ] ある図案家の仕事 ー宮中の染織デザインー 展へ
今回は、東京・白金にある港区立郷土歴史館で開催中の「ある図案家の仕事ー宮中の染織デザインー」展へお出かけしました。
かつて、港区に住んでいた図案家・中山冝一(ぎいち)氏の図案家としての活動をご紹介しています。※写真はパンフレットよりお借りしました
中山冝一は、富山県立工芸学校を卒業後に上京し、図案家として活動。主に宮中の染織品の図案を手がけていました。今回の展示では、中山が晩年に作成した図案帖「國華」の下絵や写生画なども見ることができます。
また、貞明皇后と香淳皇后のお召し物の袿(うちぎ)や小袖(こそで)の展示も見どころで、贅沢に日本の技法が施された美しい衣装を見ていると、とても癒されます。ご着用時のお写真など、参考資料と一緒に展示してあります。ゴシック調の外観が特徴的な港区立郷土歴史館の建物は、昭和13年に旧公衆衛生院として建設されたもので、展示室以外は無料で見学ができます。中央ホールの吹き抜けも素敵でした。
建物内には、カフェもありますので、ゆっくりと贅沢な時間を過ごすことができますよ。コーディネートは、銀杏色の帯と秋色小物でお出かけしました。
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「ある図案家の仕事ー宮中の染織デザインー」
開催期間:2023.10.14(土)〜2023.12.10(日)
https://www.minato-rekishi.com/exhibition/zuanka.html
港区立郷土歴史館
東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
東京メトロ「白金台駅」 2番出口徒歩1分