[着物でお出かけ] 「生誕130年 芹沢銈介の世界」展へ
今回は東京・目黒にある日本民藝館で開催中の「生誕130年 芹沢銈介の世界」展へ。
芹沢銈介(1895-1984)は、「型絵染」の重要無形文化財保持者(人間国宝)だった、20世紀を代表する染色家です。
明るい色調と明快な文様が特徴的な作品は、現在でもたくさんの人々を魅了し続けています。↑左(沖縄笠団扇文着物)、右上(文字文部屋着)、右下(貝文着物)
大胆なデザインのお着物は、見ているだけで心が踊りますね♪
部屋着もお洒落で「私もこんな風に過ごしたいな〜」と、憧れます。
独特な書体の文字も芹沢銈介の魅力。丸紋の中に描かれた「いろは文」は、思わず声に出して読みたくなってしまいます。
↓上段(丸文伊呂波八曲屏風)↑中段(カルトン)、下段(左:アルバム、右:大手箱)
今回の展示で、とりわけ目が釘付けだった作品は「誰が袖屏風」。
↓※写真はパンフレットよりお借りしました
16世紀後半の桃山時代の作品で、芹沢銈介の審美眼を通して集められた工芸品コレクションの一つです。
経年により色が変化した色彩にも美しさを感じます。
人物がいないにもかかわらず、何故か人の温もりを感じ、「誰のお着物かな〜?」と、つい衣桁のお着物をひとつひとつチェックしてしまいます。日本民藝館の建物自体も素晴らしいので、ぜひお出かけください。
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「生誕130年 芹沢銈介の世界」
開催期間:2024.9.5(木)~2024.11.20(水)
https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/?lang=ja
日本民藝館
東京都目黒区駒場4-3-33
京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分