[着物でお出かけ] 美術館で涼しく過ごす「浮世絵お化け屋敷」
今回は、東京・原宿にある太田記念美術館で開催中の「浮世絵お化け屋敷」へ。
日本のお化けを調査しつつ、暑い夏を少しでも涼しく過ごすためにお出かけしました。不気味な妖怪、怨み深い幽霊など、歌川国芳や月岡芳年が描いた名品をはじめ、約170点の浮世絵が展示されています。うち2割が今回初お披露目の新収蔵品です。
また、猫が踊っていたり、蛙が戦っていたりといった、日常から少し外れたユニークな浮世絵も並んでいます。歌川芳藤「髪切の奇談」※画像はHPよりお借りしました。
特に印象に残ったのは「髪切の奇談」。
夜中に突如現れて、女性の髪の毛を食いちぎってしまう真っ黒で恐ろしい妖怪。
描かれている女中は、夜中にトイレに行った際に襲われてしまったそう(怖)。
明るいところで見れば、もふもふとした容姿とつぶらな瞳が可愛らしくもありますが…(笑)、もし現代にもこんな妖怪がいるなら、夜中に出会わないよう用心したいですね。日本のお化けは、気持ち悪いものから可愛らしいものまで種類が豊富で、私の想像を遥か超えて、突っ込みどころも満載。クスクス笑いながら鑑賞している方もいらっしゃいました。
楽しい展示でしたので、ぜひお出かけしてみてくださいね。
この日は、作品に馴染む、落ち着いた黒の着物でコーディネートしました。
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「浮世絵お化け屋敷」
開催期間:2024.8.3(土)~2024.9.29(日)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/obakeyashiki/
太田記念美術館
東京都渋谷区神宮南1-10-10
東京メトロ「明治神宮前駅」5番出口より徒歩3分