PAGE
TOP

[着物でお出かけ] 恐れるか、戯れるか。「北斎 百鬼見参」

今回は、墨田区にある「すみだ北斎美術館」へ。
とっても近代的でお洒落な美術館で、日本の伝統的な絵画を見ることができ、訪れるだけでワクワクするお出かけスポットです。特別展では、「北斎 百鬼見参」を開催中。

錦絵や版本などから、鬼に関する作品が前期・後期合わせて145点展示され、
◆1章 鬼とは何か 
◆2章 鬼となった人、鬼にあった人 
◆3章 神話・物語のなかの鬼 
◆4章 親しまれる鬼
の4つの章で構成されています。

能を題材にした葛飾北斎「道成寺図」が修復後初公開となっており、能衣裳やお面と一緒に展示してあります。ちょうど、昨年見たばかりの演目でしたので、あの怒り狂う迫力のあるシーンが頭の中で蘇りました。

他には、私の出身地にゆかりのある、源為朝の伝説「椿説弓帳月」で描かれた鬼ヶ島に鬼退治に行く作品に、「鬼ヶ島ってあの島のことだったのか」と小さな発見があったり、アニメの「鬼滅の刃」に出てくるシーンを思い起こさせるような作品もあったり、「この鬼とあの鬼って一緒?」など、鬼を身近に感じ、とても興味深く面白い展示でした。
よく見てみると、自分に関係のある鬼が見つかるかもしれません。

※可愛い鬼とのフォトスポットも常設展では、北斎の代表作が年代ごとに展示してあり、北斎の生涯を辿ることができます。
「北斎のアトリエ」が再現された模型は、「なんだか動き出しそう」と思ってしまうくらいリアル、部屋の中や人形をしばらく見ていたら、絵を描いている北斎さんの腕だけが突然動き出してかなり驚きました。(サラッっと見ていたら気がつかないのでじっくり見てください)コーディネートは、北斎さんの作品に出てきそうなブルーでまとめました。

ーーーーー
「北斎 百鬼見参」
開催期間:2022/6/21(火)〜2022/8/28(日)

すみだ北斎美術館
東京都墨田区亀沢2-7-2
都営大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
HP https://hokusai-museum.jp/