[着物でお出かけ] インドの世界観に触れる「インド細密画」展へ
今回は、東京・府中にある府中市美術館で開催中の「インド細密画」展へ。
更紗や刺繍など、日本の着物文化にも大きな影響を与えたインドの世界観に触れてきました。
インド細密画は、16世紀後半から19世紀半ばにかけて、ムガル帝国やラージプト諸国の宮廷で楽しまれた、一辺が20㎝ほどの小さな絵です。「見る人と絵が一対一で対話する」と考えられ、静かに向き合い対話を重ねることが、魂を清める行為でもあったと言われています。鮮やかな色彩と、極細の美しい線にとても癒されました。
今回の展示では、その宮廷絵画が120点以上展示されています。
また、額装にも、インドの美しい布(更紗や刺繍など)が使われているので、そちらも要チェックです。※画像はパンフレットよりお借りしました。
絵を通して、インドと日本の文化の関わりがわかり、より身近にインドを感じることができます。
インドから日本に伝わった神様は、名前を変えて日本でも活躍中です。サラスバティーは弁財天、シヴァは大黒天など、知っている方も多いのでは⁉︎
ちなみに、インド神話の「ラーマヤーナ」は桃太郎物語の起源とも言われています。展覧会の図録の表紙デザインがとても可愛かったです。
フォトスポットもありましたので、着物で記念撮影もおすすめ(ナマステポーズしてみました)。展示の最後には、「パドマのしおり」を作る体験コーナーがあり、私も挑戦♪
簡単にできますので、お友達やご家族と一緒に行っても楽しめそうです。
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「インド細密画」
開催期間:2023.9.16(土)~2023.11.26(日)
http://fam-exhibition.com/india2023/
府中市美術館
東京都府中市浅間町1-3
京王線「府中駅」からバス
ちゅうバス多磨町行き「府中市美術館」下車すぐ