[着物の本] お着物初心者さんにおすすめの本をご紹介
今回は、私が最近読んだ本の中から、お着物初心者さんにも読みやすい本をご紹介します。
お着物ライフに慣れるまでは、着物のルールがチンプンカンプン。でも、教科書のように文字がたくさん書かれている本は、内容が全く頭に入ってこないことがあります(私だけ⁉︎)。まずは読みやすさ重視で本を選びながら、着物の基本知識を深めていくのがおすすめです。
本屋さんで見かけたら、一度手にとって見てくださると嬉しいです。
【着物のえほん】 髙野紀子 著 (あすなろ書房)可愛らしく優しい絵と一緒に、分かりやすい言葉で伝えてくれている本。着物の名称や、お出かけシーンに合わせた着物の格や、お手入れ方法まで、お着物ライフに関する一通りのことがコンパクトにまとめられています。漢字にふりがなもふってあり、普段の生活では見慣れない言葉でもスムーズに読むことができるので、お子様と一緒に楽しくお勉強するのにもおすすめです。
【お江戸ファッション図鑑】 撫子凛 著 (マール社)江戸時代は着物全盛期。この時期はとても華やかで、身分によっても着こなしが様々。絵を眺めているだけでも美意識が刺激されワクワクする一冊です。
一般庶民の間で「流行」という現象が発生したのは江戸時代、世界でも一番早く、欧米諸国より約百年も早かったそう、といった情報も目から鱗。また、当時から団扇を持って推し活する文化があった、といったことなども、とても面白いと感じます。
【着物の国のはてな?】 片野ゆか 著 (集英社)普段着物を楽しみたい方が「はてな?」と思うことを、リアルな体験談とともに読みやすい文章で書かれています。各章のタイトルから面白く「そうそう」「わかる〜」「私も着物警察に捕まった(笑)」などと共感しながら、一気に読み進めてしまいました。
なかなか聞きにくい着物のモヤモヤを解決してくれるだけでなく、正解を求めすぎず、自分らしい着物の楽しみ方を探すヒントも隠されているかもしれません。