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[着物でお出かけ] ハッピー龍(リュウ)イヤー!

2024年最初のお出かけは、東京・丸の内にある静嘉堂@丸の内で開催中の「ハッピー龍(リュウ)イヤー 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」展へ。辰年の一年を健やかに過ごせるよう、力強いパワーをいただいてきました。

一番目の展示品「説文解字」の中には「龍」の解説があります。
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【龍】鱗蟲の類の長であり、その姿は暗くもなり、明るくもなり、小さくもなり、大きくもなり、短くもなり、長くもなる。春分には天に登り、秋分には淵に潜る。
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詳しく知らなかった龍の特徴を知りました(次の春分は天を見上げてみます)。数々の工芸品。
強さや権力を象徴する龍は、吉祥文様として東アジアをはじめとする国々の数多くの工芸品に描かれています。今回の展示は、撮影可能なものも多く、お気に入りをスマホで撮影できます。浮世絵の打掛の柄にも立派な龍が描かれていました(すごい迫力)。一番のおすすめは「龍虎図屏風」。実物を拝見すると、龍が躍動感に溢れ、その迫力に誰もが釘付けでした。明治28年(1895年)、平安遷都1000年を記念する年に京都で開催された「第4回 内国勧業博覧会」の目玉企画として出品された屏風です。当時は受賞を逃したようですが、現在では重要文化財に指定されています。帯に施された花文様を、天を泳ぐ龍に見立てて、縁起の良さそうなコーディネートにしました。

ぜひ、皆さんも辰年パワーをいただきにお出かけしてみてくださいね。

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「ハッピー龍(リュウ)イヤー 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」
開催期間:2024.1.2(水)~2024.2.3(土)
https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/

静嘉堂@丸の内
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
東京メトロ千代田線「二重橋前駅」3番出口直結