[着物でお出かけ] 華麗なる日本染織の世界「繍と織」展へ
今年最後の美術館巡りは、東京・青山にある根津美術館で開催中の「華麗なる日本染織の世界 『繍と織』」展へ。
日本の格式高い加飾技法である刺繍と織を使った、飛鳥時代から江戸時代までの貴重な作品を間近で見ることができ、その技の凄さを感じてきました。展示は「上代染織」「仏教染織」「能装束」「小袖」で構成されています。
飛鳥時代・奈良時代の貴重な「上代裂(じょうだいぎれ)」は、1300年前のものとは思えない程の鮮やかさで、とても驚きました(布として残っていることにも驚きでした)。
全長3m50cmもある「九条袈裟」は初公開のようですので、お見逃しなく。※写真はHPからお借りしました。
白・赤・黒の3点セットの振袖。鹿子絞りと刺繍が施された贅沢な花嫁衣装でした。
嫁ぎ先のご家族と対面する時は「白」、三三九度などの儀式の時には「赤」、宴会の時には「黒」を着たと考えられています。
花嫁衣装を見るのは、いくつになってもワクワクしますね。根津美術館のチケットはとても可愛く、美しい庭園やカフェも併設されています。
人気のカフェは満席で今回は入店できなかったので、来年のお楽しみにすることにしました。
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華麗なる日本染織の世界「繍と織」
開催期間:2023.12.16(土)~2024.1.28(日)
https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
根津美術館
東京都港区南青山6-5-1
東京メトロ「表参道駅」A5出口より徒歩8分