[着物でお出かけ] 日本の木造建築の歴史に触れる「法隆寺から宇宙まで」展へ
今回は、東京・品川にあるWHAT MUSEAMで開催中の「感覚する構造ー法隆寺から宇宙までー」展に行ってきました。
1400年以上続く日本の木造建築の歴史を学び、現代の木造建築に触れ、サステナブルな未来の木造建築の可能性を探るべく、ワクワクしながら会場へ足を運びました。
法隆寺をはじめとする伝統的な木造建築から、現代の木造建築、そして宇宙空間における建築物まで、100点を超える構造模型が展示されています。今回、初めて「構造家」という職業を知りました。建物の骨格となる部分を設計し、地震や台風、雪の重みといった様々な負荷に耐えられるよう、工夫を重ねる専門家だそうです。
模型を間近で見ながら、法隆寺を手がけた構造家たちの技術力の高さに改めて感動し、本物を見に行きたくなりました。
実際に骨組み部品の模型を組み立てる体験もでき、その驚くほどの安定感にさらに感動しました(本当に凄い!)。現代の木造建築は、非常に独創的で芸術的なものばかりで、想像をはるかに超える美しさに、ただただ圧倒されました。
宇宙滞在モジュールの構造が、折り紙などの伝統的な技術に通じていることにも驚きを隠せません。なんとも不思議で可愛らしい設計です。
展示を通して、建築という視点から過去から未来へ、何千年もの時間を旅するような感覚を味わいました。
そんな感覚のまま、帰りの「東京モノレール」の車窓から、品川の再開発エリアの建築現場を眺めるのもおすすめです。
ぜひ、皆さんもこの展覧会を訪れて、木造建築の奥深い世界を体感してみてください。
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「感覚する構造ー法隆寺から宇宙までー」後期
開催期間:2024.4.26(金)~2024.8.25(日)
https://what.warehouseofart.org/exhibitions/sense-of-structure_second-term/
WHAT MUSEUM
東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
東京モノレール「天王洲アイル駅」徒歩5分