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【三変化!】大人のピンクきものコーディネート

おさがりで譲り受けるきものの中で、少し持て余してしまうことがあるのが、ピンク色のきもの。

甘やかなピンク色の小紋や紬は、大人になるとちょっと敬遠しがち。
子どもっぽくなったり、甘々になりすぎたりという可能性をつい考えてしまいますよね。私が持っているピンクのきものは、光沢のあるグラデーションカラーの紬。
色あいが綺麗で好きなのですが、洋服ではまず着ない色なので、やはり着るのには勇気がいります。

今回は、ピンク色にためらいを感じる方でも大人っぽい可愛らしさで着こなせるコーディネートを考えてみました。一つ目のコーディネートは、うさぎ小町×大塚呉服店コラボのペルシャ紋半幅帯を使用。

ちょっとスパイシーなベージュが、きもの全体の印象を大人っぽくしてくれます。
帯の雰囲気にあわせて、小物の色もスッキリとまとめました。

爽やかなグリーンと、パールや螺鈿のツヤを組み合わせて、上品なイメージに。二つ目はピンク×ブラックのコーディネート。

ピンク色を大人っぽく着るためには、色数を三色以内に抑えることが大切です。
たくさんの色を取り入れたコーディネートもポップで可愛らしいですが、色がごちゃごちゃすると幼く、子どもっぽく見えてしまいがち。

カッチリとした黒地の名古屋帯と、更紗調の模様が似ている黒地の半襟。
帯揚げもトーンをあわせて、帯締めの赤とパールの帯留めをアクセントに。三つ目は、きもののピンクを活かした可愛らしい組み合わせで。

ラメ入りの半襟とレース帯揚げで、少女らしい夢々しさを底上げ。
ブルーの半幅帯と色味をあわせた小物選びで、あくまで色数を少なくするのが甘くなりすぎないコツです。

襦袢の代わりにブラウスを着たり、足元にパンプスをあわせても素敵ですね。

普段ピンクを着ない私でも、今すぐ着たい!と思えるコーディネートを考えました。
洋服では似合いにくい色やデザインでも、不思議と似合ってしまうのがきものの魅力。

せっかくなら物怖じせず、あらゆるきものに挑戦してみたいですね。