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[着物でお出かけ] 高精細画人「池上秀畝」展へ

今回は、東京・練馬にある練馬区立美術館で開催中の「生誕150年 池上秀畝ー高精細画人ー」展へ、写実的でとても精細な日本画の鑑賞にお出かけしました。

池上秀畝(いけがみしゅうほ)は、長野県上伊那郡高遠町(現:伊那市)に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した日本画家です。山水画や花鳥画を得意とし、屋敷や御殿を飾る屏風や壁画など大きな装飾美術を数多く手がけました。ホテル雅叙園東京(旧目黒雅叙園)にある百段階段の天井画も秀畝により描かれています。(左) 「松に白鷹図」(右)「桃に青鸞図」※画像はHPよりお借りしました

今回一番のお目当ては、「桃に青鸞・松に白鷹図」(オーストラリア大使館蔵)。もとは旧蜂須賀侯爵邸で使用されていた杉戸絵で、侯爵邸が戦後オーストラリア大使館となり、建物は建替られましたが、調度品は現在も大切に保管されています。ガラス越しでない展示からは、作品の迫力を間近で感じられます。ほんのりと杉板の匂いが漂っており香りにも癒されました。
ぜひ、本物を見て感じていただきたいです。美術館の前は「練馬区立美術の森緑地」という公園になっており、つい写真を撮りたくなる可愛らしい動物のオブジェがたくさんありました。
お子様と一緒に来ても楽しめそうです。ーーーーー
生誕150年 池上秀畝 ー高精細画人ー

開催期間:2024.3.16(土)~2024.4.21(日)
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202312141702545620

練馬区立美術館
東京都練馬区貫井1-36-16
西武池袋線「中村橋駅」徒歩3分