PAGE
TOP

[着物でお出かけ] 遊女のファッションをチェック!「大吉原展」へ

今回は、東京・上野にある東京藝術大学大学美術館で開催中の「大吉原展」へ。

「吉原」は、約250年続いた幕府公認の遊郭。現在では許されない制度ですが、当時は流行発信の最先端であったのも事実です。

絵師によって描かれた着物のコーディネートやお道具などから、日本の美意識を学ぶためにお出かけしました。[吉原仲の町図] 勝川春潮 ※画像はHPよりお借りしました

吉原の文化やしきたり、歴史など、解説を交えて分かりやすく展示され、展示作品は200点以上!ちょうど良い間隔で映像による解説もあったので、途中で休憩しながら、ゆっくり見ることができました。[花魁] 高橋由一 ※画像はHPよりお借りしました

見どころは、日本初の洋画家・高橋由一が描いた「花魁」(重要文化財)。今回が修復後初のお披露目となっています。
明治5年に油絵で描かれたこちらの作品は、時代の流れとともに消えつつある文化の記録用として制作され、色も形も見えたままに描かれています。少しデフォルメされた浮世絵の美人画とは違い、当時のリアルな姿がとても貴重な「記録」です。お見逃しなく。[人形・辻村寿三郎、建物・三浦宏、小物細工・服部一郎]

大きな立体模型の展示では、遊女の生活が紹介されていました。まわりをぐるっと一周して見学でき、色々な角度から楽しむことができます。小さな小物まで、細かく再現されているのに驚きました。

日本の文化や歴史についても再発見があり、とても面白かったです。
ぜひ、行ってみてください。ーーーーー
「大吉原展」
開催期間:2024.3.26(火)~2024.5.19(日)
https://daiyoshiwara2024.jp/index.html

東京藝術大学大学美術館
東京都台東区上野公園12-8
JR「上野駅」公園口から徒歩10分