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[豆知識] 糸の飛び出し、補修に便利なアイテムをご紹介

ポコポコした織りの着物や帯は、爪をうっかり生地に引っ掛けてしうなど、糸が飛び出してしまうことがあります。
そのままにしていると、見た目も悪いですし、さらに引っ掛けてしまいそうで気になります。とはいえ、着物や帯の糸はデリケートなので、気軽に切るわけにも行きません。さらにほつれてしまったり、穴が拡がってしまっても困ります。

今回は、そんな時に、私が使う便利なアイテムをご紹介します。

1. ほつれのん(補修針)使い方は、
①糸が出ている箇所(表)に刺す
②反対側(裏)に引き抜く
とても簡単です。
針の頭には、糸を通す穴の代わりに、やすりがついているので、繊維を絡めて引っ張ってくれます。もちろん、お着物だけでなくお洋服にも使えます(セーターなどよく引っ掛けてしまいますよね?)。2. スレダー(糸通し)ご存知かとは思いますが
①針穴へスレダーを差し込む
②スレダーの輪に糸を通して引き抜く
というのが通常の使い方ですが、↑このように糸がピョンと出てしまった時に、
①糸が出ている箇所に裏からスレダーを差し込む
②輪に糸を通して裏側に引き抜く
という方法でお直しすることが出来ます(ただし、目の詰まった生地や厚地の生地にはスレダーが差し込めない場合があります)。

どちらも昔からあるアイテムですが、いざという時にとっても便利。近所の手芸屋さんで気軽に購入出来ますので、気になった方はぜひお試しください。