[着物でお出かけ] 紅白 夢の共演!ーさまざまな国の“赤”と“白”ー
今回は、東京・新宿にある「文化学園服飾博物館」へ。
「赤」と「白」をテーマに、日本の着物、アジアやアフリカの民族衣装、ヨーロッパのドレスなど、約40の国の「赤」と「白」の衣装などを集めた「紅白 夢の共演!ーさまざまな国の“赤”と“白”ー」展へお出かけしました。民族衣装には、それぞれの国の個性が溢れていて、どの国のものもとても魅力的。
インドのサリーに鹿子絞りが施されているのを発見したり、日本との共通点を発見すると嬉しくなります。
白い貝には魔除けの意味がある、銀は魂を浄化する、珊瑚は不運や災難を防ぐ、真珠は目の病気に効果がある、といった各国に伝わる色にまつわるエピソードもとても興味深いです。↑こちらはフォトスポット
一番印象に残った展示は、日本の婚礼衣装の「綿帽子」。綿帽子には、実家から婚家への道中に穢れを寄せつけない、という意味があります。現代では羽二重で作られる事も多いですが、真綿で作られた本来の綿帽子が展示してあり、初めて見る実物にとても感動しました!
明治から大正時代にかけて、結納などの慶事の贈答品として用いられていた「紅白の真綿」も、新鮮で心惹かれました。
他にも、1870〜1880年代に、白蝶貝・象牙と繊細な木綿レースで作られたティファニー製の扇など、見どころがたくさん。きっと、新しい発見があると思います。コーディネートには紅白を取り入れました。
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「紅白 夢の共演!ーさまざまな国の“赤”と“白”ー」
開催期間:2022.12.9(金)〜2023.2.14(火)
https://museum.bunka.ac.jp/exhibition/
文化学園服飾博物館
東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル
都営大江戸線「新宿駅」徒歩4分