【ご婚礼の着物】螺鈿細工の美しさ✨匠の技に悶絶・絶叫‼️の巻
ご結婚式でお着物をお召しになる新婦様
大切なその日にお選びになったお着物は、お祖母様から受け継がれた訪問着でした。
ご列席のお母様と新婦様の着付けとヘアメイクをお手伝いさせていただいた時のこと。
あらためて着物って良いなぁとほっこりした日のことを思い出します。【見守られながら婚姻届にご署名。市役所でのセレモニー】
訪問着でご結婚式をお迎えになる新婦様。
実は、オランダやベルギーでは市役所でセレモニーを行うのが一般的。もちろん、華やかにゴージャスな装いをされる方もいますが、シンプルにスーツやワンピースでお式をされる方も多いようです。
そのため、白無垢や打掛と言ったお衣装はtoo muchと考えられる場合もあり、訪問着や小紋でご結婚の日を過ごされるのは珍しく有りません。【喜びの日にふさわしいお着物。お母様のお着物の色もなんとも言えない空色ブルー🩵】
ヘアメイクのご準備をされる母子様。
お待ちこみされたアイテムを確認しながら、私は思わず悶絶しました。
生地の質感。
訪問着に描かれた友禅の見事さ。
帯の立体感。
なんて素晴らしいお着物をお待ちなのでしょう。
呉服屋時代に見た名品の感動が蘇ります。
その中には螺鈿細工の帯も。【正に職人技。褪せることのない美しさが光ります】
螺鈿細工は、貝の綺麗でキラキラ輝く部分を薄く削ぎ、図面に沿って切り抜いた後、接着剤で固定。
更に1ミリ以下に薄く細く裁断したものを縦糸にして、横糸と紡ぐことで帯となります。
思わず新婦様に熱く語るトリコ。
すると、お着物や帯にこめられた思い、日本から持って来た理由をお話しくださいました。
話しながら、涙する新婦様とトリコ(本当すぐ泣く私😭)【ヘアメイク担当のFusakoさんと最高の笑顔でパチリ】
私、本当に着物に込められた魂、思いや技、物語が好きなんだなぁ❤️としみじみ。
そして、この日、このお着物に更なるストーリーが加わったのですね。
どうか末長くお幸せに❤️❤️❤️
大切にされてきたお着物は雄弁です。
着付けのお手伝いさせていただけて、素晴らしい作品に触れることが出来て、happyが何倍にもなった1日でした。
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