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朝ドラと着物

着物を着るようになると,テレビを見る時の視点が変わるという話を生徒さんとしていました.
鬼平犯科帳が面白くなるなどなど.
そこで今回は国民の2割程度の人が視聴している朝ドラと着物について書いてみたいと思います.
もちろん朝ドラは以前からたまに見ましたが,着物を着るまでこんなに楽しいものだとは思っていませんでした.
例えば,終了してしまいましたが「エール」
時代設定は昭和の後半なのでどんどん和装をする人が減ってきますが,オペラ歌手のたまき先生役の柴咲コウ.柄オン柄の銘仙を着ています.
そこで.私なりの柴咲コウ風.派手な銘仙の羽織を着ています.
次は,再放送もやっていた澪つくし.
こちらも当たり前ですが,本妻さんとお妾さんの普段着物の格は違います.
本妻さんは,やわらかものに名古屋帯か袋帯.
お妾さんは紬に半幅帯.
お正月だけは,お妾さんも袋帯になりますね.
ということで,年齢的に沢口靖子風にするには,無理はありますが,お妾さんのおうちの普段着物風.
紬です.
ここでこの時代風にするには「半襟を白にしない」ということです.
わかりづらいですが,この半襟は薄いピンクです.
半襟を白にしないというのはなかなか勇気とセンスが必要なので,まず無難なところで,帯と同じ色にするのがおススメです.本日の着物コーデのまとめ(3枚目のみ)
日本の伝統色彩講座講師のお仕事のため,
着物:赤黒
帯:浮世絵の東海道53次の柄.茶色
半襟:濃いオレンジ
帯留め:風神雷神‘(自作)
帯締め:真田紐 オレンジと黒