[着物でお出かけ] 沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」へ
今回は、東京・上野にある東京国立博物館で開催中の「琉球」展へ行って参りました。
2022年は沖縄が日本に戻って50年の節目の年です。私が生まれた時にはすでに「日本」だったので、外国だったという実感はありませんが、独特のデザインと色彩で作られた織物や工芸品は異国情緒が溢れていて、引き込まれるものがあります。
実は、まだ沖縄に行ったことがなく、歴史も詳しくないので、音声ガイドを借りて楽しみました。普段は見ることのできない国宝も数多く展示されており、一部撮影可能な展示もありました。こちらは国宝の「黄色地鳳凰蝙蝠宝尽青海波立波文様紅型綾袷衣裳」、和服に似ていますが、若い王族が儀式の時などに着用する正装用の民族衣裳とのことです。鳳凰の文様が背中にも描かれたデザインに、神秘的な雰囲気を感じます。
かつて、450年もの間「琉球王国」として、独自の文化を持ち、小さな国ではありながらも各国との中継貿易により発展した歴史を知り、琉球の「賢さ」と「力強さ」に驚きました。実は、私の生まれ育った伊豆諸島とも「源為朝伝説」で関わりがあり、勝手に親近感を覚えます。それだからか、展示で流れていた映像も、どこか懐かしく感じました。
現在に至るまでの歴史はとても複雑ですが、伝統と文化を、現代そして未来に繋げる努力には感謝しかありません。ーーーーーーー
東京国立博物館
沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」
平成館 特別展示室
開催期間:2022.5.3(火)〜2022.6.26(日)
東京都台東区上野公園13-9
JR上野駅 公園口から徒歩10分