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着物で全力疾走してみた! キモノRUNに最適な履物とは!?VOL.1「コーディネート編」

夏が過ぎ、鈴虫の音色に切なさを感じる季節になりました。

みなさま、ごきげんよう。

キモノプラス編集部の久野です。

気だるい暑さから解放される秋は、お出かけやスポーツにうってつけの季節!

なまった身体をほぐし、身体も心も健康になりたい!

清々しい秋晴れに、ランニングしたら気持ちよさそう!

なんて思ったりしますよね〜。

おしゃれなウェアに、かっこいいシューズを履いて、颯爽と駆けていく。。。

・・・でも、ふと湧いてくるキモノプラス編集部員なりの疑問。

「着物で走ることって出来るの?」

そこで今回は読者のみなさんも長年抱いているであろうこの疑問を解決すべく企画を実施しました!

題して・・・ 着物で全力疾走してみた!企画!

記憶に新しいものとしては、
2021年に話題になった大河ドラマ「青天を衝け」のオープニングで
吉沢亮さん演じる主人公の渋沢栄一が、草彅剛さんが演じる徳川慶喜を全力で追いかけているシーンが思い出されます。

参考リンク:https://www.youtube.com/watch?v=X9MTuODJggo

劇中では脚絆(きゃはん)に草鞋(わらじ)のような姿で走っているようですが、

令和という時代にとって、馴染みのある履物ではありません。

そこで、今回は厳選した6種類の履物を使って

着物との相性、ファッション性といった 「コーディネート」

歩きやすさや走りやすさ、転びにくさといった 「機能」を検証してみることにしました!

今回ノミネートしたのはこの6選手です!

1足袋ブーツ
2スポーツサンダル
3ランニング足袋
4草履
5ワラーチ
6草鞋(わらじ)

1足袋ブーツ

〜コメント〜
➕ カジュアルな着こなしとして全然アリ!
➖ 着物とのバランスが微妙。

今回の企画主旨の「走る」というよりは羽織を着て、「セミフォーマルを崩す」をコンセプトにしたコーデにすると良かったかもしれませんね。

2スポーツサンダル

〜コメント〜
➕ 気軽でラフな感じ!
➖ このコーデは若い子が似合う(年相応じゃない)
   落武者みたい(←!?)

花火大会などで若い世代が履いているのを見て羨ましがっています。(ちなみに私は34歳。)
サンダルの気軽な感じが若さを感じさせますよね。

3ランニング足袋

〜コメント〜
➕ シューズだけならオシャレ 飛脚みたい
➖ 着物との色が合っていない 

これはもっと爽やかな色合いの着物であればおしゃれコーデとして成立しそうです。
足元が健康的でスタイリッシュに見えるのが嬉しいですね。

4草履

〜コメント〜
➕ 王道コーデ!
➖ 無難だね

王道ですね、これが合わなかったら僕に問題があります。
草履で走るのはちょっと怖いです。

5ワラーチ

〜コメント〜
➕ 軽そう! おしゃれ忍者
➖ 履いてるように見えない 縛られてるみたい

個人的に、ワラーチが一番足の感覚に革命を起こしています。
素足に限りなく近いので大地と一体になれます。

真田紐とソールシートを使って自作できるのが楽しい!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
過去記事:真田紐を使って「ワラーチサンダル」を作ってみた!
https://www.kimonoplus.com/columns/1483/lang/ja-JP/22

6草鞋(わらじ)

〜コメント〜
➕ 被写体には一番合っている 目立つ度No.1
➖ 現代的ではないね

足を包み込むホールド感がすごい。
クッション性もあり、今までにない感覚を覚えます。
江戸時代にタイムスリップできます。
徳川慶喜を追いかけたくなります。

キモノRUNに最適な履物とは!?
VOL.1「コーディネート編」は以上となります。

新感覚で着物を楽しむ!をコンセプトに男子編集部員代表として色々企画していきますね!

皆様からの辛口、甘口コメント、次はこんなことして欲しい!などのアイデアをお待ちしています!

そして、次回Vol.2はみなさんお待ちかねの

「全力疾走編」です。

実際に走っている姿を動画でご覧いただこうと思います!

そして、各履物の機能とコーデの総合評価の結果もお伝えします!

乞うご期待!

▼撮影・文:
キモノプラス編集部