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真田紐を使って「ワラーチサンダル」を作ってみた!

ワラーチとは?

ワラーチとはメキシコの先住民族、タラウマラ族(ララムリ)が履いているサンダルのことで、タラウマラ族は日常的に100マイル(160km)の長距離を走ることから、「走る民族」と呼ばれています。

人間が本来持っている足の機能を最大限に引き出す効果があるサンダルとしてランナーの間で根強い人気があり、靴にはない素足の快適な履き心地と効果から、アウトドアシーンでも愛好家が増えています。

ワラーチは地面との間にソールが一枚しか存在しないので、限りなく裸足に近い履物です。
最近だと裸足で過ごすことによる美容・健康効果も期待されていますよね。

ワラーチを履くと期待できる効果

・足元からくる悩みの解消
足裏が地面に近ければ、足裏の筋肉が正しく使えるようになり、姿勢の良い立ち方になります。
すると、足の悩みに多い、偏平足、外反母趾、O脚、膝の痛み、太もも太り、骨盤のゆがみ、下腹太り、腰痛、猫背、巻き肩、ストレートネック、スマホ首、肩こり、頭痛など、様々な症状に対して有効的にアプローチしていくことが可能となります。

・期待できる美容効果
また、足裏には多くの毛細血管があるため、裸足で歩くことで血管を圧迫することなく運動効果を出すことが可能です。
すると、血流改善につながり、冷え性改善や、体温を上げる、代謝の促進、体内の老廃物排出、疲労回復といったさまざまな美容効果を発揮してくれます。

真田紐とワラーチ

足元からの健康や美容に効果が期待されるワラーチですが、
根強い人気の理由はもう1つあり、それは「自分で簡単に作れる」ということなのです。
愛好家が自作する百人十色のワラーチの中でも、足を支える紐を「真田紐」で代用しているワラーチは日本人の間で人気があります。

真田紐は通常の織物の4倍以上の糸を圧縮して平たく織られています。
伸びにくく、とても丈夫な紐として知られ、
茶道具をしまう桐箱の紐に使われたり、昔は武士の刀の下げ紐、鎧兜を着用する際の紐にも使われていました。

綿素材で、しかも平たく織られているため、肌のあたりも良く、ランニングやウォーキングなどの運動負荷にも耐えられる丈夫さを兼ね備えているところがワラーチに使われる人気の理由です。

真田紐でワラーチを自作してみよう!

今回はそんな「真田紐ワラーチ」を作ってみました!
材料はAmazonで揃えられる上に、1時間もあれば誰でも簡単に作れてしまうので、是非作ってみてください!

材料:ソールシート(今回はVibramソールを使用) ペン ハサミ 穴開けポンチ 真田紐 (あればトンカチ:なかったのでレンチで代用)

まず、ソールに自分の足型をなぞりながら描いていきます。

ハサミを使い、足型を切り抜きます。

次に紐を通す穴を空けていきます。
写真の赤印が穴あけ箇所です。

穴を空けました!
今回は4mmの穴あけポンチを使いましたが、真田紐を通すには穴が小さすぎたため後から穴を広げました。穴が空けずらい場合は、トンカチでポンチを叩いて空けてみてください。

次に真田紐を通していきます。
まずは鼻緒の2箇所に通します。

次に、土踏まずの穴へ上から下へ向けて紐を通します。

下へ通した紐を上側の紐の下にくぐらせます。
反対側も同様にくぐらせます。

くぐらせた両方の紐を後ろへ引っ張り、アキレス腱のあたりから足首に巻きつけます。

最後に前で結べば完成です!!

まとめ

実際にワラーチを作って履いてみた感想としては、
外履きだけでなく、室内履きとしても快適!ということに気づきました。
ワラーチを履いていると裸足の感覚なのに足がポカポカしてきて、冷え性の方にもおすすめです!靴下を重ねて履くよりも血行が良くなる感じがします!

真田紐は他にもたくさんのバリエーションがインターネットで購入できますし、タイプの違うソールなどもあるので、洋服だけじゃなく、着物や浴衣にも合わせて自分なりのワラーチをもっと作ってみたいなと思いました!

読者の皆様も是非、自分だけのオリジナルワラーチ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか!?