男の帯結び。自分でできる!着物もゆかたも使える基本の貝の口

「ゆかたは着られたけど、帯はどうやって締めたらいいの…?」 ワンタッチ帯じゃなく自分でかっこよく締めたい! そんな思いを持っている方に向けて、今回は帯結びの大定番、貝の口の方法をご紹介します。 難しそうに見えるかもしれませんが、意外と簡単にできるのでぜひ挑戦してみてくださいね。
浴衣の着方はこちら
https://www.kimonoplus.com/columns/1263/lang/ja-JP/17
STEP1
手先の長さを決める

手先の長さを決めていきます。
手幅2つ分(約40cm)くらいの長さが目安です。

手先を半分に折り、輪を右側に向けて持ちます。
STEP2
帯を巻いていく

次に、腰回りに巻いていきます。
右手で手先の付け根をしっかりと抑え左手で体に沿わせて巻いていきます。
手先を持ってしまうとずれるので右手は固定しておきましょう。
帯の位置は腰骨の高さに巻いていきます。

一周巻き終わったら、ギュット締めておきます。
その際、手先は引っ張らず、左手でたれ(残りの帯)を左方向に締めます。
(手先を引っ張ると、長さが変わりバランスが悪くなります)
もう一周巻いていきます。

巻き終わり後はこのようになります。

2周巻き終わったら残りのたれを内側に折り込み調整します。
STEP3 帯を結ぶ

たれの長さを手先と同じ長さに調節して、たれを手先の上に重ねます。
右手親指で重なり部分を抑えておくと、形が整いやすいです。

たれを折り結んでいきます。
引っ張るときに、左手はキープしたままで結び目を下げないようにします。

手先を斜めに折り上げ、手先を包み込むようなイメージでたれを折り上げていきます。

たれと手先を持ち締めていき、形を整えたら
帯の形は完成です。

帯を衿の向きと同じ方向に回します。
結び目は背中心から少し横にずらすと形が決まります。
回す際は、少しお腹を引っ込めると回しやすいです。
最後に帯を少し下げると完成です。
STEP4
完成

これで貝の口の帯結びの完成です!
男の帯結びの基本型になりますので、マスターして色々とアレンジしてみてくださいね!!
片ばさみ結びはこちら
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▼キャスト・スタッフ
モデル:関根洸太(B-tokyo)
撮影:藤野礼奈
監修:佐川由希
衣装提供:おべべとにゃんこ https://www.obenyan.com/
なおきちの鼻緒 https://naokichi-hanao.com