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【お茶会特集③】お茶会でよく聞くあの用語ってどんな意味?

日本の伝統文化の1つ、「茶道」。
茶道には、おもてなしの精神やわびさびの心など、美しい魅力がたくさん。

知れば知るほど魅了されるお茶の世界。
このお茶会特集では、茶道初心者さんに向けて、お茶会に関する知識や情報・魅力をたっぷりお届けしていきます!

今回は、茶道の専門用語編です。
それでは、スタートです!

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茶道には、専門用語がたくさんあります。

・点前(てまえ)

抹茶をおいしく点てるための手順、一連の所作のことをいいます。

・濃茶(こいちゃ)
たくさんの抹茶を使って練り、ドロリとした飲み心地が特徴です。
濃茶は、1つの茶碗に人数分の抹茶がはいっており、それをみんなで飲んでいきます。
また、濃茶に使われる茶碗には柄が入っておらず、重みがあるのが特徴です。

・薄茶(うすちゃ)

少なめの抹茶で点てられたお茶で、さらっとした飲みご心地が特徴です。
薄茶は濃茶と違って、ひとりひとりに点てられたものを飲みます。
また、薄茶に使われる茶碗は、華やかで軽いものが多く使用されます。

・主菓子(おもがし)

主に餡や連切り、薯蕷(大和芋、山芋、つくね芋など)などを用いた和菓子で、上生菓子とも呼ばれます。
きんとんや薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)などが代表にあります。
一般的に、主菓子には濃茶とされます。

・干菓子(ひがし)
粉や砂糖を固めて作った水分の少ない和菓子のことをいいます。
一般的に、干菓子には薄茶とされます。

・亭主(ていしゅ)

茶事や茶会の主催者のことを指します。

・正客(しょうきゃく)
お茶会で、亭主に一番近い場所に座るお客さん。
お客さんの中の代表です。
客人を代表して亭主と挨拶をかわしたり、問答したりするなど、正客ならではの作法があります。

・次客(じきゃく)
正客の次の位のお客さんのことを指します。

・末客(まっきゃく)
お茶会で、亭主に一番遠い場所に座るお客さん。
詰め(おつめ)ともいい、一番最後に座り、いろいろな働きが必要とされる役目です。

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お茶会特集、いかがだったでしょうか。
第3回は、茶道の専門用語編でした。

それでは、次回もお楽しみに!

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撮影:岩嵜一真
撮影協力:茶瑠 BY 淡交社
着付け・モデル:猪尾雪乃
編集・文:キモノプラス編集部