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【お茶会特集④】これだけは気を付けたい!お茶会時のマナーとは?

日本の伝統文化の1つ、「茶道」。
茶道には、おもてなしの精神やわびさびの心など、美しい魅力がたくさんあります。

知れば知るほど魅了されるお茶の世界。
このお茶会特集では、茶道初心者さんに向けて、お茶会に関する知識や情報・魅力をたっぷりお届けしていきます!

今回は、お茶会時に気を付けたいマナー編です。
それでは、スタートです!

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はじめてお茶会に参加することになったとき、
(マナーが厳しそう・・・)
と、不安に感じる方は多いと思います。
ですが、実は難しいマナーはないんです!

今回は、お茶会初心者さんに向けて、これだけ知っていれば安心!というマナーを5つご紹介します。

1.茶道具を傷つける可能性のあるものは身につけない!

茶道具はとても高価なものです。
また、お茶会は亭主(=お茶会の主催者)にとってお気に入りのものや思い入れの深い茶道具をお披露目する機会でもあります。
そのため、時計やアクセサリー類など、茶道具に触れて傷つけてしまう恐れのあるものは外しましょう。

2.香水など香りのきついものはつけない!
お茶会では、お客さんがお茶室に入る前に亭主が下火の炭でお香を焚きます。
これには、「お茶室を浄化し清める」という意味があるんです。
亭主がお客さんを迎え入れるために清めてくれた空間。
その空間を大切にするためにも、香水など香りのきついものはつけないようにしましょう。

3.ストーンなど立体的なネイル、長すぎる爪は避ける!

こちらも、茶道具に触れて傷つけてしまう恐れがあるので、ストーンなどの立体的なネイルはつけないようにしましょう。
また、あくまで主役はお茶です。目立ちすぎるネイルも避けるようにしましょう。

4.お茶室で携帯電話は使用しない!
お茶室などの写真は亭主の許可があれば撮れますが、基本的にはNGです。
また、お茶席は亭主と客人が心を通い合わせる空間です。
携帯電話は音が鳴らないように、マナーモードか電源を切るようにしましょう。

5.正客、末客には座らない!
・正客(しょうきゃく)
 お茶会で、亭主に一番近い場所に座るお客さん
 お客さんの中の代表。

・末客(まっきゃく)
 お茶会で、亭主に一番遠い場所に座るお客さん

正客には、軸やお花について亭主と会話をするなどの役割があります。
また、末客には最後に道具を亭主のもとに返すなどの役割があります。

それぞれに決まった作法があるため、茶道に関する知識が必要となります。
そのため、初心者の場合はこの席に座るのは避けるようにしましょう!
もし席を勧められたら、「はじめてのお茶会なんです」と素直に伝えることが大切です。

以上が、お茶会時に気を付けたいマナーでした。

5つに共通する点は、『相手を想う気持ち』です。
亭主の心を込めたおもてなしを、客人の立場として受け止めるためにどうすれば良いか、その相手を想う気持ちがマナーへと繋がります。

お互いに心地良い時間を過ごせるように、これらのことを心がけましょう!

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お茶会特集、いかがだったでしょうか。
第4回は、お茶会時に気を付けたいマナー編でした。

それでは、次回もお楽しみに!

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撮影:岩嵜一真
撮影協力:茶瑠 BY 淡交社
編集・文:キモノプラス編集部