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子どもと同じ目線で / プロが教える写真講座 #02

写真を撮るとき、カメラをどこに構えていますか?何も考えずに、自分構えやすい位置で撮影してしまっていませんか?

大人の目線の高さからだと、実は子供の表情が撮りづらいんです。こうなってしまうと、子どもの表情は見えないし、背景は地面が9割になってしまうし、(少し踏み込んだ話をすると)被写体が小さくて弱い存在として写ってしまいやすいんです。

あなたの写真が劇的に良くなる一番かんたんな方法をお教えします。「子どもと同じ目線」にカメラを構えてください!

たったこれだけ。どれくらい変わるかを、実例写真でお見せしてみましょう。

Before

After

極端な例に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

Beforeは、はじめのイラストで紹介したくらいの角度で、見下ろして撮ってみたものです。表情はほとんど写らず、地面ばっかり写ってしまい、弱々しい存在に見えるんじゃないでしょうか。

Afterは被写体と同じ高さにカメラを構えたものです。表情が正面から捉えられて、どんな状況で撮られた写真かがわかり、彼が生き生きとして見えませんか?(表情がわかりにくい被写体で、すみません。笑)

私は子どもを撮るときは基本、ひざを地面につけています。ズボンの買い替え頻度は人より多めですが(本当にひざから穴があきます)、一度ひざをついてみると、見える世界が変わってしまいます。カメラを覗かなくても、たくさんの表情を発見できますよ!

笑顔じゃない写真にも / プロが教える写真講座 #03はこちら⇩
https://www.kimonoplus.com/columns/369/lang/ja-JP/10