着物の時の履物〜下駄(げた)と草履(ぞうり)〜
今回は着物の時の履物についてです。シーンや合わせる着物によって履き分ける下駄と草履、その違いを見ていきましょう!
◎下駄

下駄は浴衣やカジュアルな着物に合わせる履物です。
その多くは軽い桐で作られていますが、表面の仕上げや台の形は実に様々です。写真は表面に漆を塗って仕上げたもの。
台の形も写真のように草履に似た底が平らなもの(船形と呼ばれています)から、二枚歯のものまで色んな種類が作られています。
美術館などでは下駄の音が鳴らないように、そこにゴムを貼ってあるものを選ぶと良いでしょう。
◎草履

下駄よりも格の高い履物が草履です。ただし同じ草履でも、台の高さや素材でカジュアルからフォーマルまで格が変わってきます。
一般に濃い色の台や鼻緒を使ったものはカジュアル向きの草履になります。一方フォーマル用の草履は台の高さが高く、色は淡い色のものが中心です。
カジュアルな草履の場合にも、浴衣には不向きな履物です。