これさえあれば大丈夫!ゆかたの着付けに必要なもの
「自分でゆかたを着たい! 」と意気込んだのはいいものの、何を用意すればいいかわからない…
そんな人は多いはず。
ゆかたや帯、下駄はもちろんのこと、着付けに必要な基本的なゆかた小物をご紹介します。
まずはこの3点セットを用意。
それぞれ単体での販売もありますが、ゆかた初心者ならセットでの購入がおすすめ。
慣れてきたら、帯だけ単体で購入してバリエーションを楽しむのもよいですよ。

(上から順に)
浴衣
半幅帯
下駄

(左上から時計回り順)
伊達ベルト(伊達締めでも代用可能)
帯板(ゴム付きが便利)
着物クリップ
補正用タオル(ウエストが細い方など必要な人のみ)
肌襦袢(裾除け一体型のワンピースが便利)
衿芯
ウエストベルト(ゴム製腰紐)
腰紐
コーリンベルト
【伊達ベルト・伊達締め】
ゆかたの胸元を抑えたり、おはしょりの形を整えるのに使用します。
初心者には使いやすいマジックテープで留めるベルトタイプがおすすめ。
夏の汗ばむ時期なら、通気性のよいメッシュタイプで快適に過ごせますよ。

【帯板】
帯を締めるときに、前帯のシワを防ぎ、美しく見せてくれます。
伊達ベルトと同様、こちらも汗で蒸れるのを防いでくれるメッシュタイプも販売されています。
初心者の方はベルトつきの帯板が使いやすくてベター。

【着物クリップ】
着付けのときにあると便利なクリップ。
帯を結んだりするときに大活躍のアイテムで、外出先でのお手洗いの際も袖を挟んでまとめたり、裾を帯に留めたりとさまざまなシーンで使えます。
専用のものがない場合は、大きめの髪留めや洗濯バサミでも代用可能です。
【補正用タオル】
補正はマストではありませんが、ゆかたを着るときは、くびれをなくしてウエストとヒップのラインをなだらかにすることでより着姿が美しく見えます。
薄手のタオルのほうが、微調整がしやすいのでおすすめです。
【肌襦袢】
薄手のゆかただと下着が透けてしまうので、必ず着用するようにしましょう。
汗を吸ってくれて裾さばきも良くなります。
首が詰まっているとゆかたを着たときに見えてしまうので、後ろの衿ぐりが大きく開いたものを選びます。

【衿芯】
ピシっと整った美しい衿を作るために使用します。
ゆかたの掛け衿の片方の端から、衿の中に差し込みます。
このとき、掛け衿の片方の端の縫い目を切って隙間を作り、そこから衿芯を差し込むようにしましょう。
【ウエストベルト・腰紐】
女性の浴衣は身長ほどの長さがあるため、腰紐を使用して浴衣の裾をくるぶしあたりに調整する必要があります。
腰紐の代わりにゴムのウエストベルトを使えば、簡単に固定することができます。
【コーリンベルト】
衿合わせを固定し、着崩れを防ぐ為に使用します。
腰紐で代用もできますが、初心者の方や長時間の着用にはコーリンベルトが便利です。

今回は、ゆかたを着るために必要なゆかた小物を紹介しました。
ゆかた、帯、下駄の3点セットと合わせて準備してみてくださいね。
▼衣装協力
モデル着用:浴衣¥9,790
(西村兄妹キモノ店 Tel:075-417-6886/
https://www.rakuten.ne.jp/gold/kimonokyodai/)
*税込価格 *2021年6月10日の価格です
帯、ゆかた小物:スタイリスト私物
▼STAFF
撮影:秀平琢磨(UNPLUGGED)
監修・着つけ:西村MIZUHO(西村兄妹キモノ店)
ヘア&メイク:塚本真子(Rola)
モデル:三村毬乃(gram)
文・編集:高島夢子(エディットプラス)