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着物でおでかけしたい!築88年の古民家カフェ「蓮月」

涼やかな水色地に芭蕉が大胆に描かれた、初夏にぴったりなアンティーク着物でやってきたのは、風格ある木造建築の古民家カフェ「蓮月」。東急池上線「池上駅」より歩いて約8分、池上本門寺のすぐそばにあります。

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昭和初期へタイムスリップ!
レトロかわいい空間でまったり
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昭和8年に建てられたという建物の前身は「蓮月庵」というお蕎麦屋さん兼住居で、二階は旅籠や結婚式などの宴会場としても活用されていたのだとか。

長い歴史の面影を残してリノベーションを行ったという店内は、古き佳き時代の時間がそのまま流れているような雰囲気。

一階にはテーブル席、ソファ席、カウンター席があり、四季折々の花や緑が楽しめるガーデン席も人気で、毎年6月には紫陽花が見ごろを迎えます。

二階には、32畳ある広〜いお座敷があります。多目的レンタルスペースとしても貸し出し、レンタル利用のない日はカフェスペースとして解放されています。

映画やドラマの舞台としても使われる、昭和・平成・令和と歴史が紡がれた趣ある空間は、どこを切り取っても風情があり、同じ頃に作られたアンティーク着物がよく映えます。初めて来たのにどこか懐かしい、不思議な感覚に包まれます。

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ノスタルジックな空間で
フランス仕込みの洋食に舌鼓を
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「蓮月」は空間美だけにとどまらず、カフェという名におさまらない美味しくボリュームたっぷりのメニューも人気の理由。

フランスで修行したシェフがつくる日替わりの「プレートランチ」(1,600円税込)は、日本家屋の中で本場仕込みの洋食をお箸でいただくというギャップも魅力。

ほかにもスペイン料理の土鍋料理「カスエラ」や「ハンバーガー&フライドポテト」など、バラエティー豊かなメニューがそろうほか、夏季には土日限定で登場する「かき氷」も人気を集めます。

夜はバー(※)としても愛されている蓮月では、アルコールからソフトドリンクまでそろう豊富なドリンクメニューやスイーツもお見逃しなく。

中でも注目したいのが、果肉入りのとろみあるシロップを使ったオリジナル「蓮月ソーダ」(650円税込 ※写真は「青リンゴクリームソーダ」780円税込)。
こだわりは青りんご、ラズベリーといった他店では味わえないフレーバーだけでなく、その色合い。

着物でくるお客さまも多いという同店では、古民家という空間や着物に合わせたときに映えるカラーを厳選しているのだそう。

日本文化が刻々と変化していく中で、古民家で過ごす時間を大切に楽しんでほしい、というオーナーの粋な心遣いを感じますね。

(※緊急事態宣言中はお酒類の提供を中止しています。時短営業中は夜のバーはお休みのため事前にご確認ください。)

▼お店情報
古民家カフェ蓮月
東京都大田区池上2-20-11
TEL 03-6410-5469
https://rengetsu.net/

▼STAFF
撮影:鈴木ジェニー
ヘア&メイク:亀田春佳
スタイリング、着つけ:大川枝里子
モデル:杉田友里(シグマ・セブンフェイス)
編集・文:君島有紀