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初心者でも安心!シーン別・着物のTPOガイド|コーデのコツもまるっと解説

春は卒業式、入学式、食事会など、着物を着る機会が増える季節。でも「どんな着物を選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのでは?今回は、初心者さんでも分かりやすい『TPO別の着物選び』を、プロ視点でカジュアルに解説します。これを読めば、もう「間違えたかも…」と不安にならずに着物コーデが楽しめますよ!

着物TPO早見表はこちら!

着物には、カジュアルなものからフォーマルなものまで、さまざまな種類があります。どんな時に、どんな着物を着るのが良いか、シーン別に見ていきましょう。

シーン別 着物選びの目安

街歩きや観劇など、リラックスして着物を楽しみたい時は、紬や小紋がおすすめです。

少しきちんと感を出したい食事会や入学式には、色無地や江戸小紋、付け下げなどが良いでしょう。

そして、結婚式や卒業式など、特別な日には、訪問着や振袖、黒留袖といった華やかな着物を選んで、その場を彩りましょう。

着物と帯の組み合わせも大切。シーンに合ったものを選ぶことで、より素敵な着こなしができます。

カジュアルシーン|気軽に着物を楽しむならコレ!

例えば、カフェ巡りや街歩き、美術館へ行くなら…

木綿の着物
木綿
真綿の紬
デニム
デニム

街歩きや観光では、動きやすく気軽に着られる着物が最適です。例えば、木綿やウールの着物は軽くて扱いやすく、初心者にもおすすめです。紬や小紋も人気があり、特に紬は渋めの色や柄が多く、大人っぽい雰囲気を演出できます。

帯は半幅帯を選ぶと、結び方が簡単でアレンジも楽しめてオススメです!

セミフォーマルシーン|子どもの行事や食事会なら

七五三・入学式・卒業式・ホテルランチなどきちんと感が欲しい日は…

江戸小紋
江戸小紋
色無地
色無地
卒園・卒業式1
卒園・卒業式
卒園・卒業式2
卒園・卒業式

セミフォーマルな場では、色無地や江戸小紋、付け下げなどがおすすめです。これらの着物は、上品で落ち着いた印象を与えつつ、フォーマルすぎない程よい華やかさを持っています。色無地は、紋を入れることで、よりフォーマルな印象にすることも可能です。帯は、染めの名古屋帯や袋帯などを合わせると、上品な着こなしになります。

フォーマルシーン|結婚式やフォーマルパーティーに

結婚式や格式高いパーティーなど、特別な日にふさわしい装いとは、どのようなものでしょうか?

訪問着
訪問着
結婚式
結婚式

フォーマルなシーンでは、訪問着、振袖、黒留袖、色留袖などが選ばれます。これらの着物は、華やかで上品な印象を与え、特別な日を彩ります。結婚式に友人として参加する場合は、訪問着がおすすめです。親族として参加する場合は、既婚女性であれば黒留袖が一般的です。未婚女性であれば、華やかな振袖も良いでしょう。帯は、金や銀糸が織り込まれた袋帯を選ぶと、よりフォーマルな印象になります。

色と柄選びのコツ|季節感を大事に!

着物は「季節」を意識すると一気に素敵になります。

春には、淡いピンクや、若葉のようなフレッシュなグリーンがおすすめです。夏には、涼しげな藍色や白、流水模様などが涼しさを演出してくれます。秋には、紅葉を思わせる赤やオレンジ、深緑などが温かみを感じさせます。冬には、梅の花をモチーフにした柄や、落ち着いた紫やグレーなどがシックで上品な印象を与えます。

柄は大きさも大事。小柄さんは細かい柄、大柄さんは大きめを選ぶとバランスがいいですよ。

小物で差をつけろ!着こなしの裏ワザ

着物は「季節」を意識すると一気に素敵になります。

まとめ

着物は難しそう…と思われがち。でも、TPO(着ていく場所や目的)に合わせて、着物を選べば、誰でも素敵な着物姿を楽しめます!春は着物デビューにぴったりの季節。ぜひ、お気に入りの1枚を見つけて、特別な時間を楽しんでくださいね。

構成・編集:キモノプラス編集部