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[着物でお出かけ]まるで脳内エステ⁉︎なかのZEROホールでお能鑑賞

お能は「内容が難しそうで敷居が高い」と思っていましたが、知人のお誘いで昨年お能デビューをしてみたら、とても心地良いことに気がつき、今年もお能の世界を楽しみたいと思っています。
2022年最初のお能鑑賞は、なかのZEROの新春能へ。演目は【素謡:神歌(かみうた)】【狂言:茶壷(ちゃつぼ)】【能:碇潜(いかりかづき)】。当初は野村萬斎さんが狂言の主役をされる予定でしたが、急遽、お父様の野村万作さんが代役を努めることになり、思いがけず、人間国宝の演技を拝見できる機会に恵まれました。まだまだ、お能について詳しい訳ではないので、今回は、初心者でも楽しめるポイントを私の目線でお伝えしたいと思います。

ポイント1:衣装を楽しむ
時代を越えて受け継がれてきた衣装は、柄や色合いを見るだけでも歴史の重みを感じます。

ポイント2:所作を楽しむ
ゆっくりとした誤魔化しのきかない動きの中の、ブレない体幹と独特のすり足は、何とも言えない美しさです。

ポイント3:音楽を楽しむ
和楽器と地謡の音色がとても心地よく、波長が脳内をマッサージしてくれているかのように気持ちが良いです(目を閉じていると、そのまま夢の中へ…)。

無理に理解しようとせず、ただ感じるままの3時間は、五感を磨くのにも丁度良く、頭の中をスッキリさせてくれます。リラックスして楽しみましょう。この日は新春を意識した春色コーディネートにしました。