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【コーデ決定】初めてのフォーマルきもの③

友人の結婚式に着ていくきものコーディネート。

きものと帯が決まったので、あとは小物類です。

着慣れないタイプのきものを着る時に大切なのは、小物の選び方。
特に半衿は顔まわり、帯揚げは上半身全体の印象を決める重要なポイントです。

きものスタイリスト・うさこまさんの言葉で、「帯揚げで自分の個性を表現する」というフレーズを、私はいつも心に留めながらコーディネートを考えています。例えば、こちらの組み合わせ。
淡いイエローのグラデーションの帯揚げで、金銀糸の袋帯に柔らかな雰囲気をプラスしています。

このコーディネートでも充分に素敵なのですが、可愛らしさよりも大人っぽさを演出したほうが自分らしいかと思い、帯揚げの候補を変更。えんじ色の渋味が効いた、エレガントな印象の帯揚げです。

特にフォーマルなきものの場合、きものや帯の色から一色取って帯揚げを選ぶ方法が定番ですが、あまり縛られすぎずに考えるほうが、より自分らしく魅せられるコーディネートになります。

ただ、暖色でまとめると少し色味が重いかな?という気がしたので、今度はこちらの帯揚げに変更。鮮やかなターコイズグリーンの帯揚げ。
きものの文様の色と響き合い、すっきりと寒色が際立つコーディネートになりました。

グリーンはとても好きな色なので、かなりお気に入り組み合わせです。
こちらに決めようかと思いましたが、悩んだ末、別の帯揚げを選ぶことにしました。先ほどのターコイズグリーンより淡い、アイスグリーンの帯揚げ。
きものと帯への馴染みがよく、グリーンの爽やかさはそのままに、より優しい印象の組み合わせです。

半衿はフォーマルシーンらしく白地のもの、バッグと帯留はゴールド系で揃えて選びました。

結婚式の主役は、当たり前ですが式を挙げるおふたりです。

気持ちよく過ごすためには、自分らしいスタイルとその場の雰囲気を乱さないための気遣いの両方が大切です。
今回は、このコーディネートのバランスが自分にとって一番心地いい選択でした。

前日までにしっかり準備を整えて、お祝いの席に臨みたいと思います。