[着物でお出かけ] 辰年に訪れたい神社②「荏原神社」
今回は、東京・北品川にある「荏原神社」へお出かけしました。
辰年に訪れたい神社シリーズ、2箇所目の神社です。
鳥居をくぐると、すぐに恵比寿さまが笑顔で出迎えてくれます(東海七福神の一社です)。竹製の釣竿を持っている恵比寿さまを初めて拝見しました。
こちらの神社の注目すべきポイントは、本殿におられる一対の龍神さま。
屋根の左右からお顔を覗かせている珍しい造りです。
龍神さまと目を合わせ、境内にあるお言葉を拝見すると、シャキッと背筋が伸びる気持ちになります(笑)。荏原神社の歴史は古く、和銅2年(709年)奈良の元官幣大社・丹生川上神社より高龗神(たかおかみのかみ)を勧請して創建されたのが始まりだそうです。
他にも、天照皇大神・須佐之男命・豊受姫命・天手力男命など、神話でも有名な神様が祀られています。
現在の社殿は弘化元年(1844年)に建てられたものですが、施された彫刻が180年経っているとは思えないほど美しいことに驚きました。牡丹の花を持っている狛犬さまも珍しい!末社には、稲荷神社・熊野神社・八幡宮があります。
品川区の保存樹であるクスノキが力強く根を張っており、自然の生命力の強さを感じます。
その根が参道にも影響し、通るのに少し注意が必要ですが、枝越しに天を見上げれば不思議と心も満たされます(葉の緑が美しい)。神社へ向かう川沿いの緑道も気持ちが良く、朱色の橋で目黒川を渡って辿り着くのも、非日常な気分を味わえます。
ぜひ、お出かけしてみてください。
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荏原神社
東京都品川区北品川2-30-28
京浜急行「新馬場駅」南口から徒歩7分