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[着物でお出かけ] 日本の美をお勉強「花鳥風月ー水の情景・月の風景」展へ

今回は、東京・大手町にある皇居三の丸尚蔵館で開催中の「花鳥風月ー水の情景・月の風景」展へ。
日本の美しい自然をあらわす「花鳥風月」の美意識を勉強しにお出かけしました。

今回の展示では、雨や水の景色や月の風景などの作品を中心に、皇室伝来の収蔵品を見ることができます。

一部を除いて撮影もOKでしたので、私がときめいた作品をご紹介します。↑<瀧梅松蒔絵冠棚> 

迫力のある蒔絵が素晴らしいのはもちろんですが、側面に大きな梅の花を施したデザインがとても素敵でした。↑<雪月花>上村松園

春の桜・秋の月・冬の雪の三幅対の「雪月花」は、貞明皇后(大正天皇の后)の御下命を受けて制作された作品です。完成までに20年以上もかかったそうです。指先までもが美しく描かれており、思わずうっとりしてしまいます。↑<朝露>平福百穂

今回一番印象に残った作品は、平福百穂の屏風絵「朝露」。
露が降りて葉に乗った水滴がキラキラと描かれており、早朝の澄んだ空気を感じる情景がとても好きです。
作品の解説文を読み、「朝露は月の雫」といわれていることを知りました。日本の先人たちの鋭い感性と、素敵な表現に心を打たれました♡秋は空気が澄んでいて一年で最も月が綺麗に見える季節、今回学んだ日本の美意識を生かして、秋のお月見を楽しみたいと思います。

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「花鳥風月ー水の情景・月の風景」
開催期間:2024.9.10(火)~2024.10.20(日)

皇居三の丸尚蔵館
東京都千代田区千代田1-8
皇居東御苑内
地下鉄各線「大手町駅」C13a出口から徒歩5分