PAGE
TOP

[着物でお出かけ] 綺麗な色に思わずうっとり「青磁」展へ

今回は東京・丸の内にある出光美術館で開催中の「青磁ー世界を魅了したやきものー」展へお出かけしました。

青磁のはじまりは約3800年前、人類が偶然に発見した釉薬によって、キラキラと光沢のあるやきものが生まれました。人びとを魅了した青磁は、時代を重ねて成長し、本場中国だけでなく、朝鮮半島、日本、東南アジアをはじめ世界でもつくられるようになりました。

今回の展示では、初期のものから近代の作品、各地域でつくられた作品などを様々な角度から観ることができます。日本が保有する青磁が約120点!重要文化財級の名品も多数ありました。※写真はHPよりお借りしました

青磁の色は、若草色、碧緑色、天青色、橄欖色など数多くあり、中でも特に優れた青磁は「秘色(ひそく)色」と呼ばれ、極上品とされる秘色青磁は、「源氏物語」の末摘花の巻にも登場しています。「青磁神亭壺」※写真はHPよりお借りしました

一番気になった展示は、「青磁神亭壺」。なんとも不思議かつとても凝ったデザインは、五行思想と宇宙観を表しているそうです。パンフレットの配色を参考に、青磁色コーディネートにしました。美術館のロビーからは皇居が望めます。
観賞後は綺麗な景色を見ながらゆっくり休んでくださいね。

ーーーーー
青磁 ー 世界を魅了したやきもの
開催期間:2023.11.3(金・祝)~2024.1.28(日)
https://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

出光美術館
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階
JR「有楽町駅」国際フォーラム口より徒歩5分