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[着物でお出かけ] 12年に一度だけ、お姿を拝見できる御本尊さま

以前のコラムにも少し書きましたが、新井薬師「梅照院」の御本尊さまは秘仏となっており、12年に一度の寅年に御開帳されます。ちょうど今年は寅年で御開帳の年にあたるので、タイミングを逃さずお姿を拝見して参りました。
御本尊さまは国内でも非常に珍しい「二仏一体」という形で、表に「薬師如来」裏に「如意輪観音」が彫られており、弘法大師作と伝えられています。御堂の中で実物を拝見させていただきましたが、5.5cmのお姿ですので本当に小さく、うっすらお顔か確認できるくらいでした(残念ながら、両面拝見できるわけではありません)。
ポスターは御前立てで黄金色ですが、本来のお姿は、経年で黒くなっており、400年以上の歴史を感じます。御本尊さまから繋がれた御手綱に触れて、ご縁を結ばせていただきました。

御手綱は外まで繋がっていますので、御堂の中に入らなくても、触れることができます。御堂の中には、御本尊さまの他に「十二神将」の像があり、色彩も鮮やかでとても迫力のある像でした。
もともとは、文化財に指定されていた像があったようですが、明治元年の大火で焼失してしまい、145年後の平成25年に復活したそうです。

御開帳に行かれた際には、こちらも必見です。

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寅年 秘仏御本尊 御開帳 
令和4年5月1日(月)〜6月30日(木)

新井山 梅照院
東京都中野区新井5−3−5
西武新宿線「新井薬師前駅」徒歩約6分
https://baishoin.com/