【和装×ミニマリスト】きものを3枚だけ持つとしたら
きものを着るようになってから約5年。
これまでたくさんのきものをいただいたり、購入したりしてきました。
ただ、毎日着るわけではないので、1年の間に着られる数には限りがあります。
収納にも限界があり、あまりたくさんのきものや帯を持つことにもできません。
以前読んだミニマリストの方の本で、
和服は正絹・ポリエステル・浴衣の3枚のみ持っている
と書かれていて驚いたことがあります。
確かに、厳選された3枚のきものがあれば最低限の和服ライフを楽しめます。
帯も、きものにあわせて3本用意すれば着こなしに迷うこともありません。
そこで、もし今から手持ちのきものを3枚だけにするとしたら何を選ぶか、考えてみました。礼装は、橙色の付下げ。
普段着には、チェック柄の紬。
単衣、兼、浴衣として、ミミズクヤさんの綿麻きもの。
付下げは先日友人の結婚式にも着て行ったいただきもの。
チェック柄の紬は、はじめて自分のお金で買ったお気に入りです。
ミミズクヤさんのきものは洋服地ですが薄手で涼しく、着られる時期が長そうなので選びました。帯は、金銀糸の袋帯、アンティークの作り帯、ペルシャ紋半幅帯の3点。
うさこま×大塚呉服店コラボの半幅帯は、紬にも綿麻きものにもあわせられます。
裏表で違ったデザインを楽しめるところも魅力。きものを3枚に絞って気づいたのは、ひとつの用途に対して何枚もきものを持つ必要はないということ。
例えば、フォーマルシーンは付下げさえあれば事足ります。
毎回同じ組み合わせにすれば、コーディネートの失敗もありません。
カジュアルきものも、季節にあわせて正絹、ウール、ポリエステルと何種類も持っていますが、たくさんあるがゆえにお気に入りの紬を着るチャンスは減っていました。
浴衣も、昨年は結局一度しか着ていません。
きものと帯の数を絞れば、小物も含めてお気に入りのコーディネートが決まります。
他のものにやたらと目移りすることもなく、組み合わせがいまいちになることもありません。
また、数が少なければマイサイズにお直しをしたり、毎シーズンきちんとお手入れをしようと考えることができます。
考え方を変えると、より手持ちのきものを大切にしようと思えるようになりました。
お気に入りのきものをきちんと活用できるよう、自分が丁寧に管理できる数を見極めていこうと思います。