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[着物でお出かけ] 個性豊かな江戸のおじさんを観察「広重おじさん図譜」展へ

今回は、東京・原宿にある「太田記念美術館」へ。
個性豊かなおじさん達を集めた展示を見にお出かけしました。

お仕事をがんばるおじさん、休憩しているおじさん、ご飯を食べているおじさん、トラブルに巻き込まれているおじさん、全力で宴会芸を披露しているおじさんなど、日々の暮らしを楽しんでいるおじさん達の表情に注目しながら作品を楽しみました。※写真はパンフレットよりお借りしました

働いているおじさん達は、いつも薄着でとてもたくましく、絵からも江戸時代のおじさんの身体能力の高さが伺えます。

特に印象に残ったのは、橋や渡し船のない川を越えるお手伝いをするおじさん。寒い冬や川の激流も関係なく、人や荷物を濡れないように背負いながら川を渡る「川越し」という職業があったことを知り、驚きました(命懸けのお仕事ですね)。

浮世絵を通して、江戸時代の人情味溢れた日常、のんびりゆったりとしたライフスタイルを知り、なんだかとても癒されました。

帰りはJR山手線原宿駅の2階にある「猿田彦珈琲」でお茶タイム。無機質で洗練されたインテリアの店内には、障子や畳のような和を感じる空間もあリ、嬉しくなります。「抹茶ラテ」と「どらやき」をいただきながら、美術館の余韻に浸りました。春っぽく可愛いコーディネートを意識したのですが、偶然にもポスターと似た配色になり、グレーの色無地着物は無機質なカフェにも馴染みました。

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「広重おじさん図譜」
開催期間:【前期】2023.2.3(金)〜2023.2.26(日)
【後期】2023.3.3(金)〜2023.3.26(日)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ojisanzufu

太田記念美術館
東京都渋谷区神宮前1-10-10
JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩5分
東京メトロ「明治神宮前駅」5番出口より徒歩3分