[着物でお出かけ] 辰年に訪れたい神社仏閣④「泰叡山瀧泉寺(通称:目黒不動尊)」
今回は、東京・目黒にある「泰叡山瀧泉寺」へお出かけしました。
辰年に訪れたい神社仏閣シリーズの4ヶ所目です(神社シリーズから神社仏閣シリーズへ変更しました)。
「泰叡山瀧泉寺」は、平安時代初期の大同3年(808年)慈覚大師(円仁)により、開山されました。関東最古の不動霊場で、木原不動尊(熊本県)、成田不動尊(千葉県)と並ぶ日本三大不動のひとつです。
また、江戸五色不動(目黒・目白・目赤・目青・目黄)の目黒不動明王がおり、江戸(東京)を護っているそうです。
とても広い境内なので、ご紹介したい場所もたくさんあるのですが、私のイチ推しスポットは「独鈷(どっこ)の瀧」。慈覚大師(円仁)が寺院の建設を占うため、独鈷を投げたところ、たちまち泉が湧き出したことから「独鈷の瀧」と名付けられ、その出来事が龍泉寺の由来にもなっています。水は1200年以上枯れることなく現在も湧き出ており、都内ではとても珍しい場所です。
二匹の龍の口から流れ出る水は「龍御神水」と呼ばれ、不動行者の水垢離(みずごり)の道場として利用されていたそうです(広重の浮世絵にも描かれています)。現在は、瀧に打たれることは出来ないので、身代わりとして瀧に打たれてくださる「水かけ不動明王」に霊水をかけて祈願をすることで、願いが叶うそう。
私も挑戦しましたが、しっかりかけるには、思いのほか勢いがいります(水が飛び散るので、お着物が濡れないように気をつけてください)。お水の名所だけあって、至るところに湧水スポットがありました。
眺めているだけで、涼やかな気分になります。帰りに、目黒不動尊の入口にある「滝見茶屋」で、お茶タイム。
ジューシーな甘い苺が包まれた苺大福と冷たい抹茶ラテをいただきました。
和風の内装が素敵でゆっくりくつろげるお店です。
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「泰叡山瀧泉寺 (りゅうせんじ)」
通称:目黒不動尊
東京都目黒区下目黒3-20-26
東急目黒線 「不動前駅」から徒歩約10分